クラッシュのトラブルシューティング
Live がクラッシュした場合は、以下の手順で安定したパフォーマンスを回復し、原因を特定することができます。
重要なポイント:
- サードパーティのプラグインを無効にしてテストするには、 [ALT/OPTION] キーを押しながら Live を再起動します 。
- まれに Live アプリケーションを再インストールする必要がある場合がありますが、これを行う前に、まず Live の環境設定 をデフォルト状態にリセットしてみてください。
- 多くの場合、 Liveの クラッシュレポート および macOS システムクラッシュログ で原因を見つけることができます。
トラブルシューティングの手順
- コンピューターを再起動する
- すべてをアップデートする
- クラッシュが発生するタイミングを確認する
- Liveの起動時にクラッシュする場合
- 使用中またはエクスポート中にLiveがクラッシュする場合
- Liveが起動時にハングする場合
- サポートをリクエストする
1. コンピューターを再起動
すべてをアップデートする
以下がすべて最新であり、互換性があることを確認してください。
- Liveのバージョン - Liveをアップデートする
- コンピュータのオペレーティングシステム
- オーディオインターフェースのドライバー
- サードパーティのプラグインとMax for Liveデバイス
- MIDI コントローラー ドライバーとリモート スクリプト
- Windows グラフィック ドライバー
- Windows の場合、こちらの手順もご実施ください。 Windows をオーディオ用に最適化する
3. クラッシュが発生するタイミングを確認する
- Liveを起動するとき にクラッシュする
- 特定のLiveセット を開くときにクラッシュする
- 特定のプラグイン、オーディオ、またはビデオファイルを使用する場合 にクラッシュする
- 特定の外部デバイスまたはコントローラーを使用する場合にクラッシュする
- Live内で特定のタスクを実行するときにクラッシュする
- 新しいソフトウェアやハードウェアのインストールなど、システムに変更を加えた後にクラッシュする
併せて、Live がクラッシュしているかハングしているかを確認します。
- クラッシュ: Liveが突然予期せずシャットダウンする
- ハング: Live がフリーズし、解決するには強制終了するしかありません
4. Liveが起動時にクラッシュする場合
プラグインが原因でクラッシュしている
プロジェクトを開いたときに発生するクラッシュは、セットで使用されているサードパーティのプラグインによって発生している可能性があります。 プラグインが原因かどうかを確認するには、以下手順をご確認ください。
- Liveを終了します
- コンピュータのキーボードで [ALT]/[OPTION] キーを押したまま Live を起動 し、Live アプリケーションが完全に読み込まれるまでキーを押し続けます。これにより、Live の初期プラグインスキャンが一時的に無効になります。 プラグインが無効になっている状態で Live がクラッシュせずに正常に起動する場合、クラッシュが 1 つ以上のプラグインに関連して発生している可能性があります。
次のステップ:
- すべてのサードパーティ製プラグインを最新バージョンにアップデートします。
-
以下のガイドに従って、プラグインが推奨されている方法でインストールされていることを確認してください
:
WindowsでVSTプラグインを使用する方法
MacでAU/VSTプラグインを使用する方法
プラグインのトラブルシューティング - 空のテスト セットでプラグインを1つずつテストします。
- 特定のデバイスを使用した場合にクラッシュする場合、 プラグインの製造元に直接サポートを依頼してください。
破損したテンプレート/環境設定
クラッシュの原因がテンプレートかどうかをテストするには、 [SHIFT] キー を押しながらLive を起動し、一時的にデフォルトのセットを開きます。 Live がクラッシュせずに正常に開いた場合は、問題のあるプラグインやその他の破損したコンテンツが使用されているなど、現在のテンプレート セットに問題がある可能性があります。 以下のパスで、破損したテンプレート セットや問題のあるテンプレート セットを見つけて削除できます。
注: 隠しフォルダにアクセスする方法は こちらのページ をご覧ください。
Live 11とLive 12
- Windows: \Users\[username]\Documents\Ableton\User Library\Templates
- Mac: Macintosh HD/Users/[username]/Music/Ableton/User Library/Templates
Live 9とLive 10
- Windows: \Users\[username]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Preferences
- Mac: Macintosh HD/ Users/[username]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x
クラッシュが続く場合は、 こちらの手順 に従ってLive の設定をリセットしてください。
起動時にクラッシュする場合のその他の原因
- Windows - VSTカスタムフォルダを選択したあとにLiveを起動するとクラッシュする
- Windows - VPN や VNC などのネットワーク関連のサードパーティ製アプリが、Live のweb connectorの実行に干渉する可能性があります。 これらのアプリを無効にして、Live を再起動してみてください。
5. 使用中またはエクスポート中にLiveがクラッシュする場合
プラグイン、オーディオまたはビデオファイル
サードパーティのプラグイン、 破損したオーディオ ファイル、または問題のあるビデオ ファイル により、使用中またはエクスポート中に Live がクラッシュする可能性があります。
破損したコンテンツや問題のあるコンテンツを含むトラックを特定するには、 このガイド の手順に従って、各トラックを新しい空の Live セットにコピーします。
次のステップ:
- 問題のあるサードパーティ製プラグインを最新バージョンにアップデートします。 クラッシュが続く場合は、プラグインの製造元に直接お問い合わせください。
- 問題のあるビデオをセットから削除し、プロジェクトのオーディオのみをエクスポートして、ビデオ編集ソフトウェアでビデオとオーディオを同期します。
カーネルパニック (macOS)
ガイド「 カーネルパニックのトラブルシューティング (macOS) 」を参照してください。
使用中にクラッシュするその他の原因
6. Liveの起動が遅い場合や起動時にフリーズする場合
こちらのガイド を参照してください。
7. サポートをリクエストする
Live がクラッシュする原因がわからない場合は、 クラッシュ レポート を添付し、 Ableton テクニカル サポート にサポートリクエストを送信してください。 サポートリクエストには、クラッシュが発生した経緯、何をするとクラッシュするのかなど、できるだけ詳しく記載したうえで送信してください。
注意: クラッシュ レポートを crashes@ableton.com に送信すると、データが分析の対象となりますが、 サポートリクエストは作成されないため、サポートが必要な場合は サポートリクエスト を送信する必要があります。