ビデオに関するトラブルシューティング
- 対象となるLiveのバージョン:すべて
- 対象となるOS:すべて
- Liveのビデオ再生が乱れる/遅延する
- ビデオをインポートできない(Windows)
- ウィンドウ“オーディオ/ビデオをエクスポート”で[ビデオを作成]のボタンが灰色表示されて有効にできない
- ビデオのインポート中にLiveがクラッシュする(Windows)
- ビデオのエクスポート中にLiveがフリーズ/クラッシュする(Windows)
- 32ビット版のLive以外でビデオが動作しない(Windows 7)
- ビデオウィンドウに何も表示されない(Windows)
- メニューのコマンド[ビデオウィンドウ]が灰色表示される
- ビデオをエクスポートするときにエラーメッセージ「ビデオのレンダリング中にエラーが発生しました」が表示される
Liveのビデオ再生が乱れる/遅延する
圧縮率の高いビデオを少ないキーフレーム数で使用する場合、CPU使用率が非常に高くなり、Liveのビデオ再生に乱れや遅延が発生することがあります。 そのような場合、キーフレーム数を多くしてビデオを再エンコードしてください。 Handbrake.frを使用してキーフレーム数を25fpsに増やす手順は次のとおりです(お使いのビデオが25fpsで再生される場合は、ビデオに応じて値を設定してください)。
1. Handbrakeを開き、[Presets]で“Production Proxy”を選択します。
2. タブ[Video]を開き、[Additional Options]へ“25”と入力します。
3. ビデオを書き出して、そのビデオをLiveにインポートします。
ビデオをインポートできない(Windows)
最初に、推奨コーデックをひとつだけインストールします。 問題が解決しない場合は、管理者としてLiveを実行しているかどうかを確認してください。 管理者としてLiveを実行すると、あらゆるメディアファイルをインポートするためのアクセス権が適切に指定されます。 こちらの案内にそって、管理者としてLiveを実行してください。
ウィンドウ“オーディオ/ビデオをエクスポート”で[ビデオを作成]のボタンが灰色表示されて有効にできない
ウィンドウ“オーディオ/ビデオをエクスポート”で[PCMをエンコード]を必ず有効にします。ビデオのエクスポートでは、WAV、AIFF、もしくはFLACのオーディオファイルが必要になるためです。 MP3のオーディオファイルのみを使っているビデオはエクスポートできません。
ビデオのインポート中にLiveがクラッシュする(Windows)
コンピュータ内にあるすべてのコーデックをアンインストールして、ビデオの使用方法で紹介しているHaali Media Splitterをインストールしてください。
問題が解決しない場合は、WinFFをダウンロードして、WinFFでビデオの再エンコードを試みてください。 事前にすべてのコーデックをアンインストールして、Haali Media Splitterをインストールしておく必要があります。
ビデオのエクスポート中にLiveがフリーズ/クラッシュする(Windows)
オーディオのエクスポート設定のビットデプスが16ビット以外に設定されていると、Windows環境のLiveでビデオをエクスポート中にクラッシュすることがあります。 WindowsでLiveからビデオをエクスポートする場合は、次のようにビットデプスを16ビットに設定してください。
32ビット版のLive以外でビデオが動作しない(Windows 7)
通常、Windows 7で32ビット版のLiveを使用する場合、Quicktimeでビデオのデコードが行われます。 Quicktimeは、32ビットのWindows 7でのみ利用可能です(Windows 7よりも後続のバージョンでは利用できません)。 上述の推奨コーデックをひとつだけインストールすれば、64ビット版のLiveでビデオを使って作業できます。 QuicktimeとLiveの使用に関する詳細については、こちらのページで確認することができます。
ビデオウィンドウに何も表示されない(Windows)
ビデオのインポート後、ビデオウィンドウに何も表示されないまま、音声だけが問題なく再生される場合、次の理由が考えられます。
1. 2台のモニターディスプレイを使用している
2台のモニターディスプレイを使用すると、ビデオ関連の問題の原因になる場合があります。 たとえば、ビデオウィンドウが2台目のモニターディスプレイに配置されているときは何も表示せず、メインのモニターディスプレイに配置されているときは正しくビデオを再生します。 2台のモニターディスプレイをアレンジメントビューやセッションビューに使用している場合は、[Tab]キーでビューの切り替えを行い、メインのモニターディスプレイをビデオのプレビュー用に使用することで、この問題を簡単に解決できます。
2. 専用グラフィックカードを使っている
グラフィックドライバがアップデートされていることを確認してください。 問題が解決しない場合は、専用グラフィックカード(NVIDIAなど)から統合グラフィックカードへ切り替えてみてください。 切り替えは、NVIDIAのコントロールパネルで行えます。
この操作を行えない場合は、Abletonのアイコンを右クリックして統合グラフィックカードを選択してください。
3. iPhotoのスライドショーを使っている
iPhotoのスライドショーをインポートしても、音声は再生されますが、ビデオのスクリーンには何も表示されません。 この問題を解決するには、iPhotoのエクスポートウィンドウでタブ[Quicktime]ではなく、タブ[スライドショー]を使ってスライドショーをエクスポートしてください。
4. アクペクト比が適していない
ビデオのアスペクト比が“16:9”ではない場合(例:“1:1”など)、ビデオの形式を“16:9”に変換して、問題が解決するか試してください。 変換には、Handbreakなどの外部の映像ツールを使用することができます。
メニューのコマンド[ビデオウィンドウ]が灰色表示される
まだビデオをインポートしていない場合、ビデオ関連のコマンドやボタンは灰色表示されます。
ビデオをインポートすれば、ビデオ関連のコマンドやボタンを選択できるようになります(同様のことはプラグインウィンドウにもあてはまります)。
セッションビューにビデオのファイルをインポートすると、オーディオファイルとして扱われるようになります。
そのため、セッションビューにビデオをインポートすると[ビデオウィンドウ]が灰色表示されます。
ビデオをエクスポートするときにエラーメッセージ「ビデオのレンダリング中にエラーが発生しました」が表示される
「ビデオのレンダリング中にエラーが発生しました」というエラーメッセージが表示される場合、エクスポート先として選択した場所にファイルを書き込む権限がLiveに与えられていない可能性があります。 コンピュータのデスクトップなど、別の場所をエクスポート先として選択してください。