Push 2:起動時にロゴ画面までしか読み込まない(Mac)
macOSの Ableton Live バージョン 9 - 11 で Push 2 を起動する際に問題が発生する場合、このガイドの手順に従ってください。 以下の手順は、次の問題を解決するのに役立ちます。
- Push 2の起動時にロゴ画面までしか読み込まない。
- ロゴ画面でPush 2がリセットされる。
- Push 2が勝手に起動と終了を繰り返す。
Live 12でPush 2を起動する際のトラブルシューティングについては、次のガイドをご覧ください: Live 12でのPush 2のトラブルシューティング
手順1:コントロールサーフェスを正しく設定する
Live の環境設定を開き、 Link MIDI タブに移動します。 正しく設定した場合、次のようになります。
コントロールサーフェスでは、Push 2が 1つのみ 設定されていることを確認してください。 Push 2が複数ある場合は、2台目以降のコントロールサーフェスを“None”に設定します。
Push 2 コントロール サーフェスの 入力 および 出力 が、 Ableton Push 2 (User Port) ではなく 、 Ableton Push 2 (Live Port) に設定されていることを確認します。
正しく設定されているか分からない場合は、すべてのコントロール サーフェス メニューを [None] にリセットします。次に、Push 2 の電源をオフにしてから再度オンにして、デバイスが自動構成されるまで待ちます。
手順2:USB接続が機能していることを確認する
- Push 2からACアダプターを外します。
- USBケーブルをコンピュータのUSBポートに直接接続します(USBハブを経由させないでください)。
- ケーブルをPush 2にしっかりと差し込み、適切に接続されていることを確認します。
- Push 2に付属するUSBケーブルを使っていることを確認してください。 Push 2は大量のデータ通信を必要とするため、標準的なUSBケーブルでは十分な速度が得られない可能性があります。
- ACアダプターが接続されていなくてもPush 2が起動すれば、USBケーブルが適切に接続されており、データ転送も機能していると考えられます。
ACアダプターが接続されていない状態でPush 2の電源が入らない場合は、次のことを行ってください。
- USBケーブルをUSBハブ経由で接続していないことを再確認する。
- お使いのコンピュータの違うUSBポートに接続する。
- 別のUSBケーブルを使用する(ただし、Push 2の付属ケーブルを推奨しています)。
- USBケーブルがPush 2へ完全に挿入されていることを確認する。適切に接続するにはUSBケーブルをしっかりと押し込む必要があります。
手順3:お使いのOSとLiveをアップデートする
- Push 2を動作させるには、Live 9.5以降のバージョンが必要になります。 お使いのアカウント から最新バージョンをダウンロードしてください。
- こちらのページ の手順にそって、Liveをリセットします。
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OSを完全に最新の状態へアップデートしてください。 とくにOS X 10.5の場合は、利用可能なアップデートをすべて行う必要があります。 Push 2のディスプレイは、OS X 10.7.5よりも前のバージョンでは動作しません。
手順4: Push 2がコンピュータに認識されているかどうかを確認する
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次の順にクリックして、OSのシステムレポートを表示します。
メニュー[]→[このMacについて]→[システムレポート] - カテゴリ “ハードウェア” の中から “USB” をクリックして、USB装置ツリーを展開表示します。
- ツリーの中にAbleton Push 2が表示されているか確認します。
ステップ5: MIDI設定を更新する
USB装置ツリーの中にPush 2の表示を確認できたら、次はAudioMIDI設定でPush 2が正しく初期化されているか確かめます。
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次の順に移動して、Audio MIDI設定アプリケーションを開きます。
アプリケーション → ユーティリティ → Audio MIDI設定 -
次の順にクリックして、MIDI構成を表示します。
メニューバー [ウィンドウ] → [MIDIスタジオを表示] - 一覧の中にPush 2が表示されているか確認します。表示されている場合は、Push 2がアクティブかグレイアウトされているかを確認します。
Push 2 がアクティブな場合の表示:
Push 2 がグレイアウト(無効化)されている場合の表示:
Push 2が表示されない場合や、グレイアウトされている場合は、MIDI構成を更新すると、OSによってMIDIポートの初期化が行われやすくなります。
- MIDIスタジオのドロップダウンメニューをクリックします。
- [新規構成] をクリックします。
- 新しい構成の名前を入力し、[OK]をクリックします。
Push 2 がここに表示されると、Live もその MIDI ポートを「認識」し、プログラムの起動時に自動的に構成を行うようになります。
MIDI スタジオ ウィンドウがハングしてデバイスが読み込まれない場合は、システムから 古い MIDI ドライバーを削除 する必要がある可能性があります。 古い MIDI ドライバーは Push 2 の誤動作の原因となる可能性があります。
手順6: システムレポートでPush 2が認識されない場合の対処方法
Push 2 がシステム レポートに表示されず、上記の手順 1 ~ 3 を完了している場合は、別のコンピューターに接続してみると、問題がコンピューターに固有のものか、Push 2 ユニット自体に固有のものかがわかります。
【注意】Push 2のコントロールサーフェスが使用可能になるまで、数秒かかることがあります。 Liveのセッションビューに赤い線のセッションリングが表示されれば、Push 2が正常に動作しています。
問題が解決しない場合
ここまでのトラブルシューティング手順で解決しない場合は、 ステータス レポート を添付しサポートに問い合わせてください。