Push 2:起動時にロゴ画面までしか読み込まない(Mac)
- 対象となるLiveのバージョン: すべて
- 対象となるOS: Mac
本ページの手順で解決することができる問題は、次のとおりです。
- Push 2が起動時にロゴ画面までしか読み込まない。
- ロゴ画面でPush 2がリセットされる。
- Push 2が勝手に起動と終了を繰り返す。
手順1:コントロールサーフェスを正しく設定する
Liveの環境設定を開き、タブ [Link MIDI] に移動します。 正しく設定した場合、次のようになります。
[コントロールサーフェス]では、Push 2を 1台のみ 選択してください。 Push 2が複数ある場合は、2台目以降の[コントロールサーフェス]を“None”に設定します。
[入力] と [出力] が“ Ableton Push 2 (Live port) ”に設定されていることを確認してください。“ Ableton Push 2 (User Port) ”ではありません。
迷ったときは、[コントロールサーフェス]の選択リストをすべて“None”にしてください。それから、Push 2の電源を入れ直して、Push 2によって自動的に構成設定が行われるのを待ちます。
手順2:USB接続が機能していることを確認する
- Push 2からACアダプターを外します。
- USBケーブルをコンピュータのUSBポートに直接接続します(USBハブを経由させないでください)。
- ケーブルをPush 2にしっかりと差し込み、適切に接続されていることを確認します。
- Push 2に付属するUSBケーブルを使っていることを確認してください。 Push 2は大量のデータ通信を必要とするため、標準的なUSBケーブルでは十分な速度が得られない可能性があります。
- ACアダプターが接続されていなくてもPush 2が起動すれば、USBケーブルが適切に接続されており、データ転送も機能していると考えられます。
ACアダプターが接続されていない状態でPush 2の電源が入らない場合は、次のことを行ってください。
- USBケーブルをUSBハブ経由で接続していないことを再確認する。
- お使いのコンピュータの違うUSBポートに接続する。
- 別のUSBケーブルを使用する(ただし、Push 2の付属ケーブルを推奨しています)。
- USBケーブルがPush 2へ完全に挿入されていることを確認する。適切に接続するにはUSBケーブルをしっかりと押し込む必要があります。
手順3:お使いのOSとLiveをアップデートする
- Push 2を動作させるには、Live 9.5以降のバージョンが必要になります。 お使いのアカウント から最新バージョンをダウンロードしてください。
- こちらのページ の手順にそって、Liveをリセットします。
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OSを完全に最新の状態へアップデートしてください。 とくにOS X 10.5の場合は、利用可能なアップデートをすべて行う必要があります。 Push 2のディスプレイは、OS X 10.7.5よりも前のバージョンでは動作しません。
手順4:コンピュータでPush 2が認識されていることを確認する
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次の順にクリックして、OSのシステムレポートを表示します。
メニュー[]→[このMacについて]→[システムレポート] - カテゴリ “ハードウェア” の中から “USB” をクリックして、USB装置ツリーを展開表示します。
- ツリーの中にAbleton Push 2が表示されているか確認します。
手順5:MIDI構成を更新する
USB装置ツリーの中にPush 2の表示を確認できたら、次はAudioMIDI設定でPush 2が正しく初期化されているか確かめます。
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次の順に移動して、Audio MIDI設定アプリケーションを開きます。
アプリケーション → ユーティリティ → Audio MIDI設定 -
次の順にクリックして、MIDI構成を表示します。
メニューバー [ウィンドウ] → [MIDIスタジオを表示] - 一覧の中にPush 2が表示されているか確認します。表示されている場合は、Push 2がオンラインまたは灰色表示のどちらかになっているか確認します。
Push 2がオンラインの場合、次のように表示されます。
Push 2が灰色表示(オフライン)の場合、次のように表示されます。
Push 2が表示されない場合や、灰色表示になっている場合は、MIDI構成を更新すると、OSによってMIDIポートの初期化が行われやすくなります。
- MIDIスタジオのドロップダウンメニューをクリックします。
- [新規構成] をクリックします。
- 新しい構成の名前を入力し、[OK]をクリックします。
Push 2がMIDIスタジオに表示されると、LiveでもMIDIポートが認識されるようになり、Liveの起動と同時に自動的にMIDIポートの構成が行われます。
MIDIスタジオのウィンドウがフリーズしたり、装置をまったく読み込まなかったりする場合は、 古くなったMIDIドライバをOSから削除する と問題が解決することがあります。 古くなったMIDIドライバは、Push 2の不具合の原因になります。
手順6:システムレポートにPush 2が表示されないときの対処法
Push 2がシステムレポートに表示されず、前述の手順1〜3を試しても問題が解決しない場合は、Push 2を別のコンピュータに接続してみてください。それにより、問題の原因がコンピュータによるものなのか、Push 2によるものなのかを判断することができます。
【注意】Push 2のコントロールサーフェスが使用可能になるまで、数秒かかることがあります。 Liveのセッションビューに赤い線のセッションリングが表示されれば、Push 2が正常に動作しています。
問題が解決しない場合
上記の手順でも問題が解決しない場合は、 Status Report をご用意のうえ、 サポート窓口 までお問い合わせください。