コンピューター上でのLiveのCPU使用率を確認する
アクティビティモニタ(macOS)またはタスクマネージャー(Windows)では、Ableton Live使用時のコンピューターのCPU使用率を確認できます。 各アプリケーションに配分されるCPUの割合は、オペレーティングシステムによって決定されます。
CPUを解放する
LiveのCPUメーター
アクティビティモニタ(macOS)
AppleシリコンでのLiveとCPU使用率
タスクマネージャー(Windows)
CPUを解放する
macOS や Windows でオーディオの ドロップアウト やCPUのスパイクが発生する場合、アクティビティモニタ(macOS)またはタスクマネージャー(Windows)を使用して、CPUを多く使用している他のプログラムが無いかどうかを確認し、それらのアプリケーションを終了することで処理能力を解放することができます。
注意: 以前のバージョンのLiveと比べてmacOSのアクティビティモニタ上でのCPU使用率が高い場合でも、必ずしもパフォーマンスの問題を示している訳ではありません。 お使いのコンピューターがマルチコアの処理をどう行うかによって、この値が影響を受ける可能性があります。詳細については、 こちらのページ および こちらのページ を参照してください。
LiveのCPUメーター
LiveのCPUメーターは、Live 内の オーディオ処理負荷を計測します。 この値は、他のプログラムのCPU使用率に比較したLiveのCPU使用率に直接対応するものではありません。 したがって、LiveのCPUメーターに表示される値は、アクティビティモニタ(macOS)やタスクマネージャー(Windows)に表示される値とは異なります。 詳細については、 こちらのページ をご覧ください。
アクティビティモニタ(macOS)
アクティビティモニタ (Finder > 移動 > ユーティリティ > アクティビティモニタ) には、プロセス、ディスクアクティビティ、メモリ使用量など、コンピューターで現在使用中のリソースが表示されます。 「% CPU」列では、Ableton Liveを含む、起動している各アプリケーションでコンピューターの処理能力がどれだけ使用されているかを確認できます。 このパーセンテージは、Live内部の CPUメーター とは異なる測定値です。
Macのコア数によって、アクティビティモニタに表示されるCPUの合計使用率 (%) が決まり、100%は1つのコアが完全に使用されていることを示します。 たとえば、クアッドコアマシンのCPU負荷が合計200%の場合、コンピューターの処理能力の半分が使用されていることになります。macOSのアクティビティモニタの詳細については、 Appleのサポート記事 を参照してください。
Appleシリコン でのLiveとCPU使用率
AppleシリコンのコンピューターでLive 12.0または11.3.25のアイドル時のパフォーマンスを以前のバージョンと比較すると、全体的なCPU負荷が高く表示されるかもしれません。 これは、Appleシリコン搭載のMacが高性能コアと高効率コアの両方を提供しているのに対し、Liveは一貫性と予測可能なパフォーマンスを実現するように最適化されており、すべてのオーディオスレッドを高性能コアでスケジュールしようとするためです。 これにより、関連するコアの使用率が高くなり、% CPU に表示される値が高くなる可能性があります。 高性能コアと高効率コアの詳細については、次の外部記事を参照してください: How does macOS manage virtual cores on Apple silicon?
タスクマネージャー(Windows)
Windowsでは、パーセンテージはコアの合計数に基づいて計算されます。 たとえば、4つのコアのうち1つが完全に使用されている場合、タスクマネージャーでの使用率は25%と表示されます。 4つのコアのうち2つが完全に使用されている場合、タスクマネージャーでは50%の使用率が表示されます。 Windowsのタスクマネージャーの詳細については、Microsoftのタスクマネージャーの ガイド をご覧ください。