複数のユーザーが使用するMacのコンピュータでLiveをオーソライズする

  • 対象となるLiveのバージョン:Live 9.1以降
  • 対象となるOS:Mac

手順1:Liveをインストールする

手順2:Liveをオーソライズする

  • Liveを起動すると、 オーソライズ画面が表示されます。
  • 指示にそってLiveをオンラインでオーソライズします(この方法がもっとも簡単です)。 お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、オフラインでオーソライズすることもできます。
  • オーソライズが正常に完了したら、Liveを閉じます。

手順3:ファイル“Unlock.cfg”をコピーする

Liveのオーソライズ情報は、“Unlock.cfg”というファイルに保存されています。

  • Finderを開き、メニューバーの[移動]をクリックします。 [Alt/Option]キーを押さえて、表示されるショートカット“ライブラリ”をクリックします。 このライブラリは、ユーザーライブラリです。通常は表示されません。
  • フォルダ“ライブラリ”内で次の場所へ移動します。
    Application Support/Ableton/Live x.x.x/Unlock/
    【注意】このパスの“Live x.x.x”の部分には、お使いのLiveのバージョンが入ります(例:Live 11.0.6)。
  • フォルダ内にあるファイル“Unlock.cfg”をコピーします。

unlock.cfg_first_.png

手順4:共有フォルダ内にフォルダ“Unlock”を作成する

次に共有フォルダ内でフォルダ“Unlock”を作成して、そのコンピュータ上の全ユーザーが同じ“Unlock.cfg”にアクセスできるようにします。

  • 次の場所に移動します。
    Macintosh HD/Library/Application Support
  • Ableton”という名前のフォルダを作成します。“Ableton”内に、“Live x.x.x”という名前のフォルダを作成します。“x.x.x”の部分には、お使いのLiveのバージョンが入ります(例:Live 11.0.)。
  • “Live x.x.x”内に、“Unlock”という名前のフォルダを作成します。
  • これまでの手順にそって、フォルダ“Unlock”を作成した場合、パスは次のようになります。
    Macintosh HD/Library/Application Support/Ableton/Live x.x.x/Unlock
  • この“Unlock”内に、コピーした“Unlock.cfg”を貼り付けます。

unlock.cfg_.png

手順5:元のフォルダ“Unlock”を削除する

先ほど作成した“Unlock”内にあるファイル“Unlock.cfg”をLiveが使用できるようにするには、最初に“Unlock.cfg”があったフォルダ“Unlock”を削除しなければなりません。

  • 次の場所にある元のフォルダ“Unlock”を削除します。
    Macintosh HD/Users/[Username]/Library/Application Support/Ableton/Live x.x.x./Unlock/

手順6:共有環境設定ファイル“Option.txt”を使って自動アップデートを無効にする

Liveのアップデートが自動的に行われると、ここまでに設定した構成が崩れてしまいます。そのため、コンピュータ上の全ユーザーの自動アップデートを無効にすることを推奨しています。

  • 次の場所に移動します。
    Macintosh HD/Library/Preferences/
  • Ableton”という名前でフォルダを作成して、その中に“Live x.x.x”という名前でフォルダを作成します(例:Live 11.1)。
  • これまでの手順にそって、フォルダを作成した場合、パスは次のようになります。
    Macintosh HD:/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/
  • 標準テキストのファイルを作成します(テキストエディットを使います)。 テキストエディットのメニュー[フォーマット]で[標準テキストにする]をクリックします。
  • 作成したテキストファイルを開き、“-_DisableAutoUpdates”と入力します。
  • テキストファイルを“Options.txt”という名前で保存します。
  • 先ほど作成した共有フォルダへテキストファイルを移動します。
    Macintosh HD:/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/

disable_auto_updates.png

手順7:初期設定で指定されているフォルダ“Live x.x.x”を削除する

先ほど作成した“Live x.x.x”内にあるファイル“Options.txt”をLiveが使用できるようにするには、初期設定で指定されている同名のフォルダ“Live x.x.x”を削除しなければなりません。

  • 次の場所にあるフォルダ“Live x.x.x”を削除します。
    Macintosh HD/Users/[current user]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/

手順8:標準ユーザーとしてコンピュータにログインしてテストする

標準ユーザーのアカウントでコンピュータにログインして、オーソライズを求められずにLiveを起動できるかテストします。

手順9:すべてのコンピュータで手順1~8の操作を行う

コンピュータ室など、複数のコンピュータがある環境では、すべてのコンピュータで上記の操作を行う必要があります。

手順10:LiveのPackをインストールする(任意)

LiveのPackはサイズが大きいため、1台のコンピュータにインストールされていれば、そのコンピュータで全ユーザーと共有できるようになっています。 次の手順にそって、LiveのPackを共有フォルダへインストールしてください。

  • ・お使いのコンピュータ上の共有フォルダに、LiveのPackをインストールするためのフォルダを作成します。
    例:MacintoshHD/Users/Shared/Ableton/Factory Packs

Shared_Packs__macOS_.gif

  • Liveの環境設定画面のタブ[Library]で、Pack用インストールフォルダを先ほど作成したフォルダに設定します。
  • Packをダウンロードしてインストールします
  • 各ユーザーに、Liveの環境設定画面のタブ[Library]で、Pack用インストールフォルダを先ほど作成したフォルダに設定してもらうと、インストールしたPackを各ユーザーが利用できるようになります。

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: