外部エフェクトを使用する

  • 対象となるLiveのバージョン: すべて
  • 対象となるOS: すべて

外部のエフェクト機材を使って、Liveの音声を処理することができます。

シンセサイザー、ドラムマシン、またはハードウェアサンプラーを Live に統合するには、 こちらのページ を参照してください。

CV 対応ハードウェアを使用する場合は、 こちらのページ を参照してください。

手順1:動作環境を確認する

最適な結果を得るには、少なくとも 2 つのステレオ出力と 1 つのステレオ入力を備えたオーディオ インターフェイスが必要です。 ステレオ出力が 1 つ (=モノラル出力が 2 つ) しかなく、モノラル入力が 1 つしかない場合でも外部エフェクトを使用することは可能ですが、この場合、エフェクトはモノラルになります。

手順2:機材を接続する

  1. オーディオインターフェースからモノラル1チャンネルかステレオ1系統(モノラル2チャンネル)の出力を、外部エフェクトの入力に接続します。
  2. 外部エフェクトの出力を、オーディオインターフェースのモノラル1チャンネルかステレオ1系統(モノラル2チャンネル)の入力に接続します。

手順3:External Audio Effectを使用する(推奨)

外部オーディオエフェクト は、インサートエフェクトとして、またはリターンチャンネルで使用できます。

【注意】 External Audio Effectは、Live StandardとSuiteでのみ使用できます。 LiteまたはIntroをお使いの方は、後述の手順4を確認してください。

External_Hardware_with_Live_2018-01-12_at_17.49.04.png

  1. [ Audio To ]は、外部エフェクトに接続しているオーディオインターフェースの出力を選択します。
  2. [ Audio From ] は、外部エフェクトの出力に接続されているインターフェースの入力を選択します。
  3. [ Hardware Latency ]では、レイテンシーを任意の値に調節します。
  4. External Audio Effectの詳細については、 マニュアル で確認することができます。
  5. 機種によっては、オーディオインターフェースのコントロールパネルで接続設定が必要になることがあります。

手順4:リターントラックとオーディオトラックを使用する

Liveのリターントラックとオーディオトラックを組み合わせることでも、外部エフェクトを使うことができます。

  1. 空のリターン チャンネルを作成し、 [ Audio To ] を、外部エフェクトの入力に接続されているオーディオ インターフェイスの出力に設定します。
  2. 空のオーディオトラックを作成し、外部エフェクトに接続しているオーディオインターフェースの入力を [Audio From] で選択します。
  3. モニターを [ In ]に設定します。レイテンシ補正が正しく機能しなくなるため、センドが無効になっていることを確認してください。
  4. TrackMixerDisableSends.png
  5. 各トラックのセンドパラメーターを使用してオーディオをリターン チャンネル (および外部エフェクト) に送信し、エフェクトを通過した信号をモニターするオーディオ トラックのレベルを調整して、 Wet のオーディオの量のバランスをとります。
  6. レイテンシーを補正するには、モニタリングしているトラックの[Track Delay]を調節します。

External_Hardware_with_Live_2018-01-12_at_17.55.02.png

手順5:外部エフェクトからの音声を録音する

前述の方法では、音声を外部エフェクトにリアルタイムで送信します。そのため、リアルタイムで音声を書き出さない限り、“エフェクト音”を録音物に保存することができません。

常に同じ音を再生したい場合は、エフェクト後の音声をほかのトラックに録音してください。その方法の詳細については、マニュアルの こちらのページ で確認することができます(紹介されている例では、外部エフェクトに触れられていませんが、同じ方法を適用することができます)。

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: