外部エフェクトを使用する
- 対象となるLiveのバージョン:すべて
- 対象となるOS:すべて
外部のエフェクト機材を使って、Liveの音声を処理することができます。
※シンセサイザー、ドラムマシン、サンプラーといったハードウェア機材をLiveに連動させる方法については、こちらのページで確認することができます。
※CV対応ハードウェアを使用する方法については、こちらのページで確認することができます。
- 手順1:動作環境を確認する
- 手順2:機材を接続する
- 手順3:External Audio Effectを使用する(推奨)
- 手順4:リターントラックとオーディオトラックを使用する
- 手順5:外部エフェクトからの音声を録音する
手順1:動作環境を確認する
外部エフェクトの最適な結果を得るためには、ステレオ2系統(モノラル4チャンネル)以上の出力とステレオ1系統(モノラル2チャンネル)以上の入力が備わっているオーディオインターフェースを使用してください。 ステレオ1系統(モノラル2チャンネル)の出力とモノラル1チャンネルの入力しか備わっていない場合、本ページで紹介する方法だとエフェクトがモノラル信号になります。
手順2:機材を接続する
- オーディオインターフェースからモノラル1チャンネルかステレオ1系統(モノラル2チャンネル)の出力を、外部エフェクトの入力に接続します。
- 外部エフェクトの出力を、オーディオインターフェースのモノラル1チャンネルかステレオ1系統(モノラル2チャンネル)の入力に接続します。
手順3:External Audio Effectを使用する(推奨)
External Audio Effectは、インサートエフェクトとして使用できるほか、リターンチャンネルに適用することもできます。
【注意】External Audio Effectは、Live StandardとSuiteでのみ使用できます。 LiteまたはIntroをお使いの方は、後述の手順4を確認してください。
- [Audio To]では、外部エフェクトに接続しているオーディオインターフェースの出力を選択します。
- [Audio From]では、外部エフェクトに接続しているオーディオインターフェースの入力を選択します。
- [Hardware Latency]では、レイテンシーを任意の値に調節します。
- External Audio Effectの詳細については、マニュアルで確認することができます。
- 機種によって、オーディオインターフェースのコントロールパネルで接続設定が必要になることがあります。
手順4:リターントラックとオーディオトラックを使用する
Liveのリターントラックとオーディオトラックを組み合わせることでも、外部エフェクトを使うことができます。 この方法を行うときは、Liveのメニュー[オプション]で[モニタリング時に低レイテンシー]を有効にします。
- 空のリターントラックを作成し、 外部エフェクトに接続しているオーディオインターフェイスの出力を[Audio To]で選択します。
- 空のオーディオトラックを作成し、外部エフェクトに接続しているオーディオインターフェースの入力を[Audio From]で選択します。
- [Monitor]を[In]に設定します。
- ダイヤル[Sends]を使い、同じトラックの音声をリターントラックに送ります(リターントラックは外部エフェクトに接続されているので、音声が外部エフェクトに送られます)。オーディオトラックにはエフェクトのかかった音が入力されるので、このオーディオトラックの音量を調節すると、エフェクト音と原音のバランスを取ることができます。
- レイテンシーを補正するには、モニタリングしているトラックの[Track Delay]を調節します。
手順5:外部エフェクトからの音声を録音する
前述の方法では、音声を外部エフェクトにリアルタイムで送信します。そのため、リアルタイムで音声を書き出さない限り、“エフェクト音”を録音物に保存することができません。
常に同じ音を再生したい場合は、エフェクト後の音声をほかのトラックに録音してください。その方法の詳細については、マニュアルのこちらのページで確認することができます(紹介されている例では、外部エフェクトに触れられていませんが、同じ方法を適用することができます)。