CV Tools:概要とよくあるご質問

CVとは何ですか?

CVは“Control Voltage”の略語で、シンセサイザーやドラムマシンのような機材を操作するアナログ方式のことを指します。

CV Toolsとは何ですか?

CV Toolsは、CVを扱うデバイスで構成されるPackです。インストゥルメント、同期ツール、モジュレーション・ユーティリティを使って、ユーロラック規格のモジュラーシンセとLiveをなめたかに連動させることができます。

参考記事

CV Toolsの動作環境

  • Live 10 Suite(バージョン10.1以降)
  • Live 10 Standard + Max for Live(バージョン10.1以降)
  • DCカップリング対応のオーディオインターフェース(CV機材との連携に必要)

使用上の注意点

  • CV信号を直接スピーカーへ絶対に出力しないでください。スピーカーや聴覚に損傷を与える可能性があります。
  • モジュラーシンセのセットアップは、レイテンシーとタイミングの問題からとりわけ影響を受けます。 次のページを参照のうえ、モジュラーシンセとの連携に最適なセットアップにしてください。
  • ユーロラック規格の信号の音量は、ラインレベルの音声の5倍です。 モジュラーシンセのセットアップをデジタル・オーディオインターフェースに接続するまえに、信号の音量がラインレベルにまで下がっていることを確認して、必ず専用の出力モジュールを使ってください。

“DCカップリング対応”のオーディオインターフェースとは何ですか? なぜ必要?

DCカップリングにより、ハードウェア機材から直流電流(Direct Current)を出力することができます(まれに入力できる機種もあります)。

ただし、オーディオインターフェースは音声レベルの信号に最適化されているため、ほとんどの製造元はACカップリングの入出力を採用しています。 ACカップリングは、極めて低い周波数を除去します。モジュラーシンセの特性上必要な種類の持続電圧も除去されるため、CVの出力手段として信頼性が低くなります。DCカップリングに対応したオーディオインタフェースを包括的にまとめたリストを、Expert Sleepersの記事で確認できます。

【動作テスト済みのDCカップリング対応オーディオインターフェース】

  • Expert Sleepers ES-3 & ES-8
  • Motu Ultralite(mk3/mk4)
  • UAD Apollo Series ※例外機種あり
  • RME M-32 DA Pro(オプティカルMADI端子とコアキシャルMADI端子経由)
  • Komplete Audio 6 (2V output only)

【注意】DCカップリング出力を備えたオーディオインターフェースは複数ありますが、DCカップリング入力も備えたオーディオインターフェースとして知られているのは、Expert Sleepersの製造するインターフェース・モジュールES Seriesのみです。

DCカップリングに対応したオーディオインターフェースを持っていなくても、 CV Toolsを使えますか?

はい、使えます。モジュラーシンセを使っていなくても、CV Toolsで面白いことができます。

  • 収録デバイス“Rotating Rhythm Generator”はMIDIを出力します。Liveのドラムラックと使用すると効果的です。
  • “CV Clock”、“CV Clock Out”、“CV Triggers”では、通常、バイナリイベントで正確な電圧値は必要とされないため、いずれのデバイスもDCカップリング対応インターフェースがなくても使用できます。
  • “CV In”の“Pitch”モードでは、DCカップリング入力を使うことなく、オシレーターのピッチをCVにリアルタイムで変換します。
  • ユーロラック規格のMIDIインターフェースがある場合は、Liveのデバイス“External Instrument”を使って同様のことを行えます。

ハードウェア機材を1台も持っていなくても、CV Toolsを使えますか?

はい、使えます。ハードウェア機材がなくても、独創的にCV Toolsを使用する方法が数多くあります。

  • CV Toolsに収録されているほとんどのデバイスに備わっている補助的なマッピング機能を使えば、Live内のあらゆるパラメータにマッピングできます。
  • ReWireや、仮想の音声バスとして使えるプログラム(MacではSoundflower、WindowsではVB-Cableなど)があれば、CVを内部で利用するバーチャル・モジュラーシンセのソフトウェア(VCVRack、Max、Reaktorなど)と柔軟に連携させる手段としてCV Toolsを使用できます。