クラウドストレージの最適な使い方

Dropbox、OneDrive、iCloud、Google Driveなどのクラウドストレージアプリケーションは、制作ファイルの共有、ファイルへのリモートアクセス、プロジェクトのバックアップを行うのに便利です。 しかし音楽制作ソフトウェアで使用できる速度に最適化されたクラウドストレージサービスはほとんどありません。 この記事では、クラウドストレージについてのよくある問題と解決策について説明します。

【注意】 クラウドストレージのアプリケーションによってLiveの動作に問題が起きていると思われる場合は、 Liveを起動するまえにクラウドストレージのアプリケーションを終了し、インターネット接続を無効にしてください 。 問題が解決した場合は、クラウドストレージのアプリケーションが問題の原因である可能性が高いと考えられます。

クラウド ストレージのヒント
iCloud の設定方法
OneDrive の設定方法
クラウド ストレージのトラブルシューティング

クラウドストレージのヒント

すべてのメディアとプロジェクト ファイルをローカルに保存します。

クラウド同期フォルダーに保存されたファイルは、常にコンピューターのローカルで利用できるようにしてください。 OneDrive や iCloud などの一部のサービスでは、コンピューター上の各ファイルへの参照またはリンクのみを保存しながら、クラウドにファイルを保存するオプションが提供されています。 このオプションは推奨されません。Live が必要なファイルを見つけられなくなる可能性があります。

アプリケーションやプラグインを同期しないでください。

オーディオファイルやLiveプロジェクトフォルダなど、ライブラリコンテンツの保存にのみクラウドストレージのアプリケーションを使用して下さい。 Live アプリケーション、サードパーティ アプリケーション、プラグインなどのプログラム ファイルを同期しないでください。 外部ストレージとバックアップについての詳細は こちらのページ をご覧ください。

Live を起動する前にクラウド同期をオフにしてください。

バックグラウンドで実行されるスケジュールされた同期やバックアップは、一見「ランダム」な間隔で Live のパフォーマンスに干渉し、ドロップアウトやパフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。

注意: ファイル名の最初の文字に「スペース」を含むファイルはクラウドにバックアップされず、Ableton Live で期待どおりに動作しない可能性があります。

iCloudの設定方法

最適化されたストレージを無効にする

iCloud Drive の ストレージを最適化 機能は、ストレージ容量が少ないときに、 デスクトップ および 書類 フォルダから古いファイルを削除します。 これらのいずれかのフォルダーにメディア ファイルを保存すると、自動的に削除される可能性があります。

これを修正するには、次の操作を行います。

OneDriveの設定方法

OneDrive ファイルオンデマンド

OneDriveのファイル オンデマンド の機能は、実際のファイルはクラウドにある一方で、ファイルへの参照をコンピューターに保存します。 メディア ファイルをローカルに保存するには、 「常にデバイスに保存する」 を選択します。

OneDriveの同期

コンピューター上の OneDrive の同期を停止したい場合、同期を一時停止および再開することができます。 詳細は こちらの外部ページ をご覧ください。

その他のサービスでファイルがローカルに保存されていることを確認する方法については、それぞれのサービスのマニュアルを参照してください。

クラウドストレージのトラブルシューティング

Ableton Liveで発生する以下の問題は、クラウドストレージに 関連している可能性があります。 上記の手順で問題が解決しない場合は、リンクされたリソースにアクセスして、追加のトラブルシューティング手順を確認してください。

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: