オーディオインターフェースの設定方法
オーディオインターフェースを使うことで、マイクや楽器のほか、さまざまな音源をコンピュータと接続してLiveに録音できるようになります。 オーディオインターフェースを使うと、一般的に音質が向上し、レイテンシーが短くなります。複数の入出力や録音時のモニタリング機能を利用することもできるようになります。
オーディオインターフェースの設定方法
外付けオーディオインターフェースの多くでは、USB、Thunderbolt、FireWireを使ってコンピュータに接続します。 今回の例では、USB接続のオーディオインターフェースを使います。
- オーディオインターフェースの最新ドライバをダウンロードして、インストールします(ドライバが提供されている場合)。 Macでは、このドライバがCore Audioのドライバになります。Windowsではさまざまな種類のドライバを利用できますが、 最適なのはASIO です。Windowsでは、フリーウェアの汎用ドライバである ASIO4ALL を使う方法もあります。 Windows では、 ASIO ドライバー を選択することをお勧めします。 Windows ユーザーは、 ASIO4ALL (フリーウェアのユニバーサル オーディオ ドライバー)をインストールすることもできます。
- コンピュータとオーディオインターフェースをUSBケーブルで接続します。 オーディオインターフェースをUSBハブに接続するのではなく、常にコンピュータのUSBポートへ直接接続することを推奨しています。
- Liveの環境設定画面を開き、タブ[ Audio ]へ移動します。
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[
ドライバタイプ
]の選択リストをクリックして、Macでは“CoreAudio”を選び、Windowsでは“ASIO”を選びます。
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Macの場合、入力と出力で別々のオーディオインターフェースを割り当てることができるほか、どちらかを“No Device”に設定して無効にすることもできます。
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[
入力設定
]や[
出力設定
]を押すと、必要な入出力を選んで有効にすることができます。 入力 x 2と出力 x 2を備えた基本的なオーディオインターフェースを使っている場合は、入出力が自動的にLiveで選択されます。 必要な入出力だけを有効にすれば、CPUの節約になります。 Live 10では、入出力に任意の名前を付けることができます。
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初期状態では、[
入力/出力のサンプルレート
]が、“44100”Hzに設定されます。 さらに高いサンプルレートに設定することで、必要に応じて音質を高めることができます。
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[バッファサイズ]で設定できる値は、“32 Samples”以降の2の乗数です。 バッファサイズが小さいほどレイテンシーが短くなりますが、CPU負荷が増加します。 バランスのいい値として、“256 Samples”や“512 Samples”を推奨しています。 さらにレイテンシーを軽減する方法については、
こちらのページ
で確認することができます。
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Windowsでこうした設定を行うには、[
ハードウェア設定]をクリックして、オーディオインターフェースのコントロールパネルを起動する必要があります。
詳しくは、
こちらのページ
をご覧ください。
オーディオインターフェースにヘッドフォンとスピーカーを接続する方法
必ず、スピーカーの電源が切ってから、スピーカーとオーディオインターフェースを音声ケーブルで接続するようにしてください。 オーディオインターフェースの 出力 とスピーカーの 入力 を音声ケーブルで接続します。 オーディオインターフェースに音量ノブが搭載されている場合は、必ず最小に設定してください。
オーディオインターフェースのヘッドフォン端子に、お持ちのヘッドフォンを接続します。 最後にモニタースピーカーの電源を入れて、音が聞こえるようになるまでオーディオインターフェースの音量ノブを上げます