コンピングに関するよくあるご質問
- 対象となるLiveのバージョン:Live 11
- 対象となるOS:すべて
コンピングとは何ですか?
コンピングとは、音声やMIDIを録音する手法です。アレンジメントビューで複数のテイクレーンに演奏を録音して、うまく演奏できた部分をつなぎ合わせて最終的なテイクにまとめることができます。
コンピングを独創的に行うことも可能です。複数のサンプルやループをコンピングで組み合わせることで、ほかの手法では実現するのが難しい予想外の結果を得られます。
テイクレーンを表示するにはどうすればいいですか?
初期状態では、テイクレーンが非表示になっています。 表示するには、アレンジメントビューでメニュー[作成]の[テイクレーンを挿入]を選ぶか、トラックヘッダー(トラック名が表示される場所)を右クリックしてコンテクストメニューで[テイクレーンを表示]を選ぶか、クリップを選択中に次のショートカットキーを押します。
- Mac:[Shift + Option + T]キー
- Windows:[Shift + Alt + T]キー
【注意】オートメーションモードでは、テイクレーンが表示されません。 テイクレーンを表示するには、オートメーションモードを無効にする必要があります。
ほかにも便利なショートカットキーはありますか?
使用するテイクを入れ替えるには、ドローモードでクリップをクリックするか、次のショートカットキーを押します。
- Mac:[Cmd + 上下の矢印]キー
- Windows:[Ctrl + 上下の矢印]キー
テイクレーンの表示/非表示を切り替えるには、次のショートカットキーを押します。
- Mac:[Cmd + Option + U]キー
- Windows: [Ctrl + Alt + U]キー
ドローモードでクリックしても反応しないクリップがあります。なぜですか?
メインレーンに配置されたテイクとテイクの間に空白があると、その部分に該当するテイクレーンのクリップをクリックしても選択することができません。空白がない状態にしてから、クリップをクリックしてください。
メインレーンのMIDIクリップ内にあるMIDIノートを更新するにはどうすればいいですか?
テイクレーンのMIDIクリップを変更したあと、その変更をメインレーンのMIDIクリップに反映させるには、該当するMIDIクリップを選択して[Enter]キーを押します。 すると、現在のMIDIノートがメインレーンのMIDIクリップに反映されます。
テイクレーンを編集することはできますか?
テイクレーンでは、名称の変更、録音、削除、追加を行うことができます。
コンピングを独創的に行うにはどのようにすればいいですか?
コンピングでは、複数のサンプルやループを独創的に使用することができます。 例として、次のような方法があります。
コンピングで完成したテイクからグルーヴを抽出する
- 完成したテイクを結合して、ひとつのオーディオクリップにします。
- オーディオクリップを右クリックして、[グルーヴを抽出]を選択します。
- 抽出したグルーヴを別のクリップに適用します。
コンピングして完成したテイクをMIDIノートに変換する
- 完成したテイクを結合して、ひとつのオーディオクリップにします。
- オーディオクリップを右クリックして、[ハーモニーを新規MIDIトラックに変換]、[メロディを新規MIDIトラックに変換]、[ドラムを新規MIDIトラックに変換]のいずれかを選択します。
- 新規作成されたMIDIトラックにシンセサイザーやサンプラーを読み込み、変換されたMIDIノートで鳴らします。
既存のサンプルやループを追加する
- テイクレーンをいくつか作成します。
- お持ちのサンプルやループをテイクレーンにドラッグしてコンピングで組み合わせ、新たなパターンを作成します。
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サンプルは、オーディオトラックでの作業と同じように編集することができます(ナッジ、分割、複製など)。
どのエディションのLive 11でコンピングを使用できますか?
- コンピングは、Intro、Standard、Suiteで使用できます。
- トラックの連結編集(トラックのリンク)は、Standard、Suiteで使用できます。