LiveでQuickTimeを使用する
- 対象となるLiveのバージョン:すべて
- 対象となるOS:MacとWindows 7
QuickTimeを使うと、圧縮されたオーディオファイルやビデオファイルをデコードできるほか、エクスポートされた映像ファイルをMac(32ビット版/64ビット版)やWindows 7(32ビット版)で表示できます。
Macの場合
Macを搭載したコンピュータでは、QuickTimeが事前にインストールされており、削除や再インストールができません。 QuickTimeが最新のものであることを確認するには、Appleのソフトウェアアップデート機能を使用します。
Windows 7の場合
性能上の理由から、圧縮されたオーディオファイルやビデオファイルを使って32ビット版のLiveで作業するときは、QuickTimeのインストールを推奨しています。 QuickTimeがインストールされていない場合、圧縮されたオーディオファイルをエンコードするためにMicrosoftのDirectShowが使用されます。DirectShowはWindows搭載のコンピュータへ事前にインストールされています。
【注意】QuickTimeはWindowsの後期のバージョンで利用できません。Windowsで使用するQuickTimeの対応をAppleが終了したためです。2009年以降のバージョンのWindowsでは、QuickTime 7で有効になった主要なメディア形式(H.264やAACなど)に対応しています。
64ビット版のLiveで音声や映像をデコードする方法
Windowsでは、64ビット版のLiveはQuickTimeを使用しません。64ビット版のLiveで映像を使用するときは、追加のコーデックをインストールする必要があります。 Windowsの64ビット版のLiveで映像を使用する方法については、こちらのページで確認することができます。
Live 10.1.1以前のバージョンのLiveは、macOSでQTKit(Quicktime)を使用します。 macOS 10.15 “Catalina”で32ビットから64ビットへ移行する一環として、AppleはQTKitのサポートを完全に終了しました。
Live 10.1.2をもって、LiveはAVFoundationを使用して、MP3のデコード、ビデオの再生、そしてビデオのエクスポートを行うようになりました。 AVFoundationは、QTKitの代替としてAppleが推奨するフレームワークです。
圧縮されたオーディオファイル( MP3、M4A、FLACなど)ではいずれも、QTKitの代わりにAVFoundationが使われます。
MP3のエクスポートとエンコードでは、LAME MP3 Encoderが使われるため、QTKitのサポート終了による影響はありません。
圧縮オーディオファイルのインポートに関する問題
圧縮オーディオファイルのインポートがうまく行われない場合は、こちらのページを確認してください。圧縮オーディオファイルをLiveにインポートするときに発生する問題を案内しています。