AUプラグインのプリセットの扱われ方
- 対象となるLiveのバージョン: すべて
- 対象となるOS: Mac
AUプラグインのプリセットには、複数の扱われ方と保存場所があり、それよってLiveで表示される場所と使い方が変わります。
1. 標準では、AUプラグインの各プリセットが個別のAUPRESETファイルで扱われ、“[Home]/Library/Audio/Presets/[manufacturer]/[plug-in]/”に保存されます。
- Liveのブラウザーでカテゴリ“プラグイン” に入っているプラグインのフォルダを開くと、そのプラグインのプリセットが表示されます。
- プリセットは、Live独自のデバイスのプリセットと同じように直接Liveへ読み込めます。 詳細については、Liveのマニュアルの 19.4 Audio Unitsプラグイン を確認してください。
2. AUプラグインには、通常、多くのファクトリープリセット(最初からプラグイン内に組み込まれているプリセット)が含まれています。
- ファクトリープリセットはプリセットファイルとして存在していないため、Liveのブラウザーに表示されず、Liveへ読み込めません。
- ファクトリープリセットが表示されて選択できるのは、プラグインウィンドウ内に限られます。
- プラグインの開発者がプラグインウィンドウにプリセットの選択リストを搭載していない場合、プリセットを利用することはできません。
3. プラグイン製造元の多くは(とりわけ、AUとVSTの両バージョンで製品を提供する製造元は)、プリセットを保存するためにさまざまな独自規格を使っています。
- これにより、AUとVSTの両バージョンで同じプリセットファイルを扱えるため、そのプリセットを繰り返しインストール/保管する必要がなくなります。
- プリセットはLiveのブラウザーに表示されず、Liveへ読み込めません。
- 変更、選択、読み込み、保存といったプリセットの操作は、プラグインウィンドウ内に限り可能です。
4. Liveの操作画面に表示される[プリセットあるいはバンクを保存]ボタンで保存したプラグインの設定(ユーザープリセット)は、 Liveの“ユーザーライブラリ” に個別のAUPRESETファイルとして保存されます。
- ユーザープリセットは“ユーザーライブラリ”から直接Liveへ読み込めます。
- Liveのブラウザーで[プラグイン]カテゴリ に入っているプラグインフォルダを開くと、そのユーザープリセットが表示されます。