LiveでMIDIメッセージ“Toggle”と“Momentary”を使う
- 対象となるLiveのバージョン: すべて
- 対象となるOS: すべて
通常、MIDIコントローラに搭載されているボタンは、“Toggle”もしくは“Momentary”という種類のMIDIメッセージを送信することができます。
Toggle:フットペダルを踏んだときやボタンを押したときに、“127”の値でMIDIメッセージが送信されます。 もう一度フットペダルを踏むと、“0”の値でMIDIメッセージが送信されます。一部のパラメータでは、2回フットペダルを踏むまで、MIDIメッセージが完結しない場合があります。 通常、フットペダルの多くが送信するMIDIメッセージは、初期設定でToggleになっています。
Momentary:フットペダルを踏んだときに、“127”の値でMIDIメッセージが送信され、フットペダルから足を離すと“0”の値でMIDIメッセージが送信されます。
Liveのパラメータに適したMIDIメッセージの種類
Looperの多目的トランスポートボタン
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必要となるMIDIメッセージの種類は、Momentaryです。
通常、フットペダルが送信するMIDIメッセージは初期設定でToggleになっているため、Looperの多目的トランスポートボタンをフットペダルで操作するには、そのフットペダルの設定を変更して、送信するMIDIメッセージをMomentaryに変更する必要があります。
トラックのアームボタン(録音を有効にするボタン)
- 必要となるMIDIメッセージの種類は、Toggleです。
トラックアクティベータ/ミュートボタン
- 必要となるMIDIメッセージの種類は、Toggleです。
ソロボタン
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必要となるMIDIメッセージの種類は、Toggleです。
デバイスアクティベータ
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必要となるMIDIメッセージの種類は、Toggleです。
【注意】 視覚的に反応するMIDIコントローラを使用している場合(例:押すとライトが点灯するAkai LPDのパッド)、送信するMIDIメッセージの設定を変更すると、視覚的な反応が操作と一致しなくなることがあります。 視覚的な反応のプログラムはMIDIコントローラに組み込まれているため、変更することができません。
MIDIコントローラの挙動を変更する方法
MIDIコントローラ、キーボード、フットペダルといった機材の多くには、設定を変更するためのソフトウェアが付属しています。 このソフトウェアでは、ノブ、フェーダー、ペダル、ボタンなど、機材に搭載されている操作子の挙動を変更することができます。 詳細については、製造元のウェブサイトを確認してください。
設定を変更するためのソフトウェアが提供されていない場合は、次のようなMIDI変換ソフトウェアを使うこともできます。
Bome MIDI Translator (Windows/Mac)
MIDI Pipe (Mac)