ピッチベンドのオートメーションにより音程が外れる
- 対象となるLiveのバージョン: すべて
- 対象となるOS: すべて
Live 11.1 以降では、 「MIDI エンベロープ自動リセット」がオプション メニューに追加されました。
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有効にすると、特定のクリップに対して自動化されていないMIDI コントロール メッセージが、新しいクリップの開始時に自動的にリセットされます。
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注意: この動作と逆の動作を意図的に行っていた場合、この変更を有効にすると、変更を行ったLiveセットの動作が変わります。
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Live 11.1 以降では、「MIDI エンベロープ自動リセット」は新しいセットではデフォルトで有効になっており、古いセットではデフォルトで無効になっています。
「0」で終わらないピッチベンドオートメーションを含む別の MIDI クリップの後に MIDI クリップがトリガーされた場合、その MIDI クリップは音程が外れて再生されることがあります。
これを修正するには、次の MIDI クリップの先頭にピッチ ベンドのオートメーション ブレークポイントを挿入して、ピッチ ベンドをデフォルト値にリセットします。
ピッチベンドオートメーションが記録されている MIDI クリップの最後にオートメーションブレークポイントを「0」に設定することもできます。 ただし、この方法はクリップが最後まで再生された場合にのみ機能するため、あまり効果的ではありません。
サステイン(ホールド)とその他のMIDI Ctrlエンベロープ
同じ問題は他の MIDI Ctrl エンベロープでも発生する可能性があります。 同様に、望ましくない効果が発生している場合は、影響を受ける CC エンベロープの 0 にブレークポイントを挿入する必要があります。
もしくは、「MIDI エンベロープ自動リセット」オプション メニュー設定を有効にして、 特定のクリップに対してのみオートメーションされているMIDI コントロール メッセージが、新しいクリップの開始時に自動的にリセットされるようにすることができます。
ピッチベンドコントローラーの故障
MIDI クリップにピッチ ベンドのオートメーションが設定されていない場合は、接続されている MIDI コントローラーが不要なピッチ ベンド データを送信している可能性があります。 トラブルシューティングするには、すべての MIDI コントローラーを取り外し、問題がまだ存在するかどうかをテストします。
MIDI Monitorデバイスを使用して、コントローラーから送信されているデータを確認することもできます。 Max for Live には MIDI Monitorデバイス (Max for Live Essentials の一部) が付属していますが、次のいずれかのサードパーティアプリケーションを使用することもできます。