ユーザーライブラリ

  • 対象となるLiveのバージョン:Live 9 ~ 10
  • 対象となるOS:すべて

ユーザーライブラリ(User Library)は、プリセット、デフォルト、クリップ、デフォルトLiveセットなど、ユーザーの作成したものが保存されている場所です。

【注意】 ユーザーライブラリは、Liveのプロジェクトフォルダです。 そのため、作業中のLiveセットをユーザーライブラリへ保存することは控えてください。ユーザーライブラリへ保存すると、alsファイルが作成されますが、そのLiveセットのプロジェクトフォルダは作成されないため、サンプルを探すときなどに問題となることがあります。

ユーザーライブラリは、コアライブラリ(Core Library)の中身とは切り離されています。そのため、ユーザーライブラリのバックアップや、別のLiveやコンピュータとの共有が簡単に行えます。

初期設定時のユーザーライブラリの場所

Liveを初めてインストールすると、ユーザーライブラリが次の場所へ作成されます。

  • Windows:\Users\[username]\Documents\Ableton\User Library
  • Mac:Macintosh HD/Users/[username]/Music/Ableton/User Library

初期設定の場所ではなく、別の場所にユーザーライブラリのパスを設定することができます。 コンピュータ内のフォルダや外付けハードドライブであれば、どこでもユーザーライブラリを作成できます。 Liveの[環境設定]で[Library]タブから[ブラウズ]ボタンをクリックして好きな場所を選んでください。 選んだ場所にユーザーライブラリが作成されます。

既存のユーザーライブラリを移動する

既存のユーザーライブラリの場所を変更する場合は、Finder(Mac)/エクスプローラー(Windows)で“User Library”フォルダを移動してから、Liveの環境設定でその場所をパスに設定します。

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ユーザーライブラリをFinder(Mac)/エクスプローラー(Windows)ですばやく開くには、Liveのブラウザーで[ユーザーライブラリ]を右クリックして[Finderに表示](Mac)/[エクスプローラーに表示](WIndows)を選びます。

ユーザーライブラリのフォルダ構成

初期設定では、ユーザーライブラリにはほとんど何も入っていません。5つのフォルダからなる基本的な構成になっています。

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フォルダ構成の管理

ユーザーは任意のフォルダを既存のフォルダへ加えることができるほか、既存のフォルダの削除も行えます。

[ユーザーライブラリ]内のフォルダを右クリックすると、コンテキストメニューで[名称変更]を行えます。 フォルダを別のフォルダ内へドラッグすると、フォルダの移動を行えます。[ユーザーライブラリ]内で何もない部分を右クリックすると、コンテキストメニューで[新規フォルダー]の作成を行えます。

Finder(Mac)/エクスプローラー(Windows)で“User Library”フォルダに移動して、フォルダの構成を変更することもできます。“User Library”フォルダに含まれるフォルダに変更が加えられると、それに合わせてLive上のユーザーライブラリも必ず変更されます。

“Clips”フォルダ

“Clips”フォルダは、ユーザーの作成したクリップを保存する場所です。“Clips”フォルダは、クリップが使われるLiveセットとは独立しています。 クリップの保存は、保存したいクリップを[ユーザーライブラリ]内の“Clips”フォルダへドラッグするだけで行えます(別のフォルダでも保存できます)。 “Clips”フォルダ内に別のフォルダ(下層フォルダ)をたくさん作成している場合は、“Clips”フォルダの上で数秒間クリップをドラッグしたままにすると、下層フォルダが表示されます。

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MIDIクリップを保存すると、MIDI情報(ノートやオートメーションの情報)が保存されるだけでなく、MIDIクリップのトラックに読み込んだインストゥルメントやエフェクトの設定もすべて保存されます。

オーディオクリップを保存する場合や、Drum Rack、Sampler、Simpler、Max for LiveデバイスをMIDIクリップに読み込んでサンプルを参照している場合、その参照しているサンプルもユーザーライブラリへ保存されます。

保存の処理は、[環境設定]の[Library]タブにある“ブラウザ動作”セクションで選択した設定にしたがって、自動的に行われます。

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“常に実行”を選ぶと、クリップやプリセットで参照されている全サンプルが[ユーザーライブラリ]の“Samples”フォルダへ自動的に保存されます。 “警告表示”を選ぶと、クリップやプリセットの保存時にダイアログウィンドウが表示され、ユーザーライブラリに保存するサンプルを指定することが可能になります。

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上の画像では、“Factory Packs”フォルダに含まれるサンプルを保存対象から除外するように設定しています。“Factory Packs”フォルダに含まれるサンプルは、Liveのブラウザーの[Pack]内に入っているので、この設定により、ユーザーライブラリへ余分に保存することを避けられます。

“Defaults”フォルダ

“Defaults”フォルダには、デバイス、トラック、エフェクト、スライスプリセットなどに適用する好みの初期設定(デフォルト)を保存できます。保存したデフォルトは、デバイスなどを呼び出すたびに初期設定として適用されます。

デバイスの現在の設定をデフォルトとして保存するには、デバイスのタイトルバーを右クリックして[デフォルトプリセットとして保存]を選びます。保存した設定は、[ユーザーライブラリ]の“Defaults”内にある該当するフォルダへ保存されます。 デバイスなどを“Defaults”へドラッグすることでも、設定をデフォルトとして保存できます。

デフォルトの取り消しは、該当するフォルダからデフォルトを削除するだけで行えます。

デフォルトの使い方については、こちらのページでさらにご案内しています。

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“Grooves”フォルダ

“Grooves”フォルダには、ユーザーの作成したグルーヴが保存されます。グルーヴを使うと、ワープしたオーディオクリップやMIDIクリップのリズム感が変わります。

ワープしたオーディオクリップからグルーヴをトランジェントにもとづいて抽出するには、サンプル波形を右クリックして、コンテキストメニューから[グルーヴを抽出]を選びます。 MIDIクリップの場合も操作は同じです。MIDIノートエディタで任意の場所を右クリックして、コンテキストメニューから[グルーヴを抽出]を選ぶと、MIDIクリップからグルーヴの抽出が行われます。

抽出されたグルーヴは、使用中のLiveセットのグルーヴプールに表示されます。

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グルーヴ名を右クリックすると、コンテキストメニューで[名称変更]を行えます。 グルーヴ名の隣にある小さなフロッピーディスクアイコンをクリックすると、ユーザーライブラリの“Grooves”フォルダへグルーヴが保存されます。

グルーヴプールについては、こちらのチュートリアルビデオを確認してください。

“Presets”フォルダ

“Presets”フォルダには、インストゥルメント、Max for Live、MIDIエフェクト、オーディオエフェクトなどの設定をプリセットとして保存できます。

サンプルを参照するデバイス(SimplerやSamplerなど)をデフォルトとして保存する場合は、参照しているサンプルの保存も必要になります(前述のとおり、保存の処理は、[環境設定]の[Library]タブにある“ブラウザ動作”セクションで選択した設定にしたがって行われます)。

参照しているサンプルが保存される場所は、“Samples”フォルダです。

“Samples”フォルダ

デフォルト、インストゥルメント、MIDIトラック、オーディオトラックをユーザーライブラリに保存するとき、参照しているサンプルはすべて“Samples”フォルダへ保存されます。 録音したサンプルや編集したサンプルを保存すると、サンプル元にもとづいて別のフォルダが作成されます。

ユーザーライブラリ内のサンプルを移動しても、参照データは保たれるので、フォルダの追加やサンプルの整理を自由に行えます。

ライブラリの管理

参照するサンプルがすべてユーザーライブラリに正しく保存されていることを確認したり、プリセットを管理したりする操作は、とても簡単に行えます。

[ファイル]メニュー →[ファイルの管理]→[ユーザライブラリの管理]の順に移動すると、プリセット、クリップ、Liveセットなど、ユーザーライブラリに保存されているファイルの概要を確認できます。

それ以外にも、不明なファイルを検索する、参照しているすべてのオーディオファイルをユーザーライブラリに含める、使用されていないファイルを削除してハードドライブの空き容量を増やす、といった操作も行えます。

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