アレンジメントビューでBPMの値を正確に設定する
- 対象となるLiveのバージョン:Live 1 ~ 11
- 対象となるOS:すべて
Liveのアレンジメントビューでテンポのオートメーションを描くと、エンベロープを正確な値に設定しづらくなる場合があります。 Live 10.1以降のバージョンでは、コンテクストメニューで[値を編集]を選択して、正確な値を入力することができます。
Live 10.1よりも前のバージョンでは、次の3種類の方法があります。
テンポのオートメーションを記録する
- テンポを変えたい部分にアレンジメント挿入マーカーを設置します。
- 設置したアレンジメント挿入マーカーよりも前にひとつ以上のブレークポイントがない限り、この方法は使えません。
- プロジェクトのテンポを、変更したい値に設定します。
- アレンジメント録音ボタンを有効にして再生を開始すると、設定したテンポが記録されます。
- 作成されたブレークポイントは必要に応じて、アレンジメントビューの別の場所へコピー/ペーストすることができます。
値の範囲を制限してオートメーションを描く
- Liveのマスタートラックを展開表示して、デバイスの選択リストで“Mixer”を選び、オートメーションの選択リストで“Song Tempo”を選びます。
- テンポ範囲最小値とテンポ範囲最大値を、変更したいテンポの値に設定します(最小値と最大値の差を、1未満にすることはできません)。
- テンポのオートメーションを描きます。
クリップのワープ機能を使う
- この方法では、テンポを変更する場所にオーディオクリップが必要になります。この方法が使えるのは、ワープマーカーの設定を変更していないオーディオファイルを使用するときのみです。ワープマーカーの設定を変更したオーディオファイルでは、使えません。
- オーディオクリップのサンプルボックスで、[Warp]と[Master]を有効にします。
- [Seg. BPM]を、変更したいテンポの値に設定します。
- [Warp]を無効にすると、テンポのオートメーションが作成されます。