ユーザーモードでMIDIマッピングの設定をする方法(Push 1 ~ 2)
- 対象となるLiveのバージョン:すべて
- 対象となるOS:すべて
Pushのユーザーモードについて
Pushをユーザーモードで使用すると、自由にMIDIマッピングを設定することができます。
Pushのボタン[User]を押すと、ユーザーモードに切り替わります。 これにより、Pushの通常の機能が無効になり、一般的なMIDIコントローラと同じように、自分のMIDIマッピングを設定できるようになります。
Pushのユーザーモードの設定方法
PushでMIDIマッピングを行うには、Liveの環境設定画面でPushのつながっているMIDIポートを適切に設定する必要があります。
WindowsやMacで正しく設定すると、次のスクリーンショットのようになります。
【注意】WindowsではMIDIポートが“Ableton Push (Port 2)”となりますが、Macでは“Ableton Push (User Port)”となります。
MIDIポートの設定を行うには、Liveの環境設定画面でタブ[MIDI Sync]を開きます。
MIDIポートの入力(Input)では、[トラック]と[リモート]を有効にして、MIDIノート情報とMIDIコントロールチェンジメッセージをPushからLiveが受信できるようにします。
MIDIポートの出力(Output)では、[リモート]を有効にして、Liveの操作に対してPushのLEDが反応できるようにします。
環境設定画面:PushのMIDIポート(Windows)
環境設定画面:PushのMIDIポート(Mac)
PushのMIDIポートを正しく設定すると、ほぼすべての場所をMIDIマッピングすることができます。 Push 2で外部のハードウェアを操作したい場合は、こちらのページを確認してください。
追加情報
- ボタン[User]にマッピングすることはできません。ユーザーモードを終了することができなくなるためです。
- タッチストリップにマッピングすることはできますが、ピッチベンドの情報も一緒に引き続き送信されます。
- ノブの上面に触れるとMIDIノートが送信されますが、ノブを回すとコントロールチェンジメッセージが送信されます。どちらにも個別にマッピングすることができます。
- 8x8のパッドを除くすべてのボタンからは、コントロールチェンジメッセージが送信されます。 したがって、コントロールチェンジメッセージの値(0~127)が送信されるため、これらのボタンを切り替え操作に使用することはできません。
- ノブにマッピングする場合、正しいマッピングモードは“Relative (lin 2's Comp)”です。マッピングモードはステータスバーで選択することができます(上図参照)。
- ユーザーモードでMIDIマッピングの設定を行っている間は、Pushの画面がどんな操作にも反応しなくなります。