ユーザーモードでMIDIマッピングの設定をする方法

Pushのユーザーモード

ユーザーモードでは、PushでカスタムMIDIマッピングを作成してLiveをコントロールできます。 ユーザーモードに入るには、PushのUserボタンを押します。 ユーザーモードではPushの通常の機能を使用せず、他のMIDIコントローラーと同様に カスタムMIDIマッピングを作成 することができます。

Push 3 Push 2 、および Push 1 の特徴と機能については、それぞれのリンク先のページをご確認ください。

PushユーザーポートのMIDI設定

ユーザーモードでカスタムマッピングを作成するには、まずLiveのMIDI環境設定でPushのポートを設定します。 WindowsとmacOSの構成を以下に示します。

注: Windowsでは、ユーザーポートはAbleton Push (Port 2)と表示されます。 macOSではAbleton Push (User Port)と表示されます。

  1. Liveの環境設定 > Link/Tempo/MIDI に移動します。
  2. ユーザーポートの入力 では、 トラック リモート を有効にして、PushからMIDIノートメッセージと MIDIコントロールチェンジ メッセージを受信できるようにします。
  3. ユーザー ポートの出力 では、 リモート を有効にしてPushのLEDに視覚的なフィードバックが表示されるようにします。

    PushユーザーモードのMIDI設定(Windows)
    PushUserModeMIDIWin.png
    PushユーザーモードのMIDI設定(macOS) Push2UserPort.png

カスタムMIDIマッピング

上記設定後、Liveのほとんどの機能をPushに 手動でMIDIマッピング することができるようになります。 ユーザーモードでカスタムMIDIマッピングを作成する場合、Pushのディスプレイにフィードバックは表示されないことに注意してください。

ボタン

  • すべてのボタン(8x8パッドグリッドを除く)は、モメンタリコントロールチェンジメッセージを送信します。 つまり、各ボタンは0から127までの範囲の既定の値を送信するため、Liveでのパラメータの切り替え(トグル)に使用することはできません。
  • ユーザーモードを終了できなくなるため、Userボタンをマップすることはできません。

エンコーダー

  • エンコーダーの上部をタッチするとMIDIノートが送信され、エンコーダーを回すとコントロールチェンジメッセージが送信されます(両方を個別にマッピングできます)。
  • エンコーダーをマッピングする場合、以下のように、Liveのメインウィンドウ下部にあるステータスバーで、 マッピングモード Relative (lin 2's Comp.) に設定します。

PushUserMappingMode.png

パッド

  • Push 1のパッドとPush2のパッドはノートメッセージを送信します。
  • ユーザーモードでPush3のパッドをボタンまたはクリップのリモートコントロールとして使用するには、ユーザーモードに入る前に、まずPushの設定でExpressionモードを Poly Aftertouch または Mono Aftertouch のいずれかに設定します。

タッチストリップ

  • タッチストリップはマッピングできますが、ピッチベンド情報も同時に送信されます。

Pushを使用した外部ハードウェアのコントロールに関する詳細は こちらのページ をご確認ください。

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: