オートメーションとモジュレーションを使用する

  • 対象となるLiveのバージョン:すべて
  • 対象となるOS:すべて

クリップエンベロープを使って、ミキサーやデバイスのパラメータにオートメーションやモジュレーションを適用することができます。 オートメーションはある時点におけるパラメータの値を定めますが、モジュレーションはこの定めた値を変化させます。 この違いによって、オートメーションとモジュレーションをうまく組み合わせて同じパラメータへ適用できるようになっています。

オートメーション

オートメーションを作成するには、マウスで手描きするか、クリップエンベロープへ記録します。

1. アレンジメントビューでオートメーションの表示と編集を行うには、オートメーションモードボタンを押すか、[A]キーを押して、オートメーションモードを有効にします (Live 10以降)。

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2. オートメーションを記録できる状態にするには、オートメーションアームボタン[☍]を有効にします。

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3. セッションビューでオートメーションを記録するには、セッション録音ボタンを使います。

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4. アレンジメントビューでオートメーションを記録するには、アレンジメント録音ボタンを使います。

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5. セッションビューのオートメーションの表示と編集は、クリップエンベロープボックスで行えます。 [Aut]が選択されていることを確認してください(Live 10.1以降)。
【注意】[Aut]と[Mod]は、セッションビューのクリップのみに表示されます。アレンジメントビューのクリップには表示されません。

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6. アレンジメントビューのオートメーションは、独自のオートメーションレーンに表示されます。 アレンジメントビューでオートメーションの表示と編集を行うには、オートメーションモードを有効にする必要があります。

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7. オートメーションを加えると、オートメーションを加えたパラメータに赤い点が表示されます。

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モジュレーション

マウスを使わない限り、モジュレーションの作成や編集は行えません。

1. セッションビューのクリップのクリップエンベロープボックスで[Mod]をクリックします(Live 10.1以降)。それから、モジュレーションエンベロープを作成します。 モジュレーションは青色で表示されます。

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2. Live 10.1よりも前のバージョンでは、パラメータ上で右クリックしたときに(Macの場合は[Ctrl]キーを押したままクリックしたときに)表示されるコンテクストメニューの[モジュレーションを表示]を選ぶと、モジュレーションが表示されます。

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3. アレンジメントビューでも、モジュレーションの表示と編集はクリップエンベロープボックスでしか行えません。

【注意】アレンジメントビューでコンテクストメニューに[モジュレーションを表示]が表示されるには、必ずクリップを選択する必要があります。 セッションビューで[モジュレーションを表示]が表示されるには、クリップが再生されている必要があります。 停止中のスロットが選択されている場合は、[モジュレーションを表示]が灰色で表示されて利用できません。 コンテクストメニューで[モジュレーションを表示]をふたたび利用可能にするには、クリップを再生してください。

グリッドに吸着(Live 10以降)

[オプション]メニューの[オートメーションをグリッドに吸着]が有効になっている場合、グリッド線の近くに作成したブレークポイントが、そのグリッド線へ自動的に移動します。

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Alt]キー(Windows)/[Cmd]キー(Mac)を押したままブレークポイントやセグメント(ふたつのブレークポイント間の線)を水平にドラッグすると、グリッド線へ自動的に移動しなくなります。 [Shift]キーを押したままブレークポイントやセグメントを垂直にドラッグすると、ブレークポイントやセグメントの値を細かく調整できます。

オートメーションとモジュレーションのシェイプ(Live 10.1以降)

オートメーションのシェイプ(形状)を所定のリストから選ぶことができます。 エンベロープエディタかオートメーションレーンで右クリックすると、オートメーションのシェイプリストが表示されます。挿入したいシェイプを選んでください。

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シェイプを適用する範囲を指定したり、シェイプを挿入したあとにドラッグして引き伸ばしたりすることもできます。

エンベロープの簡略化(Live 10.1以降)

[エンベロープを簡略化]を使って、ブレークポイントの全体数を減らせるようになりました。[エンベロープを簡略化]は、右クリックで表示されるコンテクストメニューと[編集]メニューにあります。 これにより、録音したオートメーションをより快適に編集できるようになります。 曲線に近いオートメーションは、“C”や“S”の形へ可能なかぎり簡略化されます。

適用前

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適用後

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[エンベロープを簡略化]は、複数のオートメーションレーンに適用することができます。 複数のオートメーションレーンを範囲選択して、コンテクストメニューか[編集]メニューで[エンベロープを簡略化]を選んでください。 アレンジメントビューでは複数のオートメーションレーンに適用されますが、セッションビューでは複数のクリップに適用されません。

【注意】

  • 明確に差のあるパラメータには[エンベロープを簡略化]を適用することができません。明確に差のあるパラメータとは、ブーリアン型パラメータ(例:“オン”と“オフ”の2種類しかないパラメータ)や、列挙型パラメータ(例:ドロップダウンメニュー、ラジオボタン、段階式ダイアル)などです。
  • [エンベロープを簡略化]が適用できるのは1回だけです。複数回適用して、エンベロープをさらに簡略化することはできません。

正確なブレークポイント値の入力(Live 10.1以降)

ブレークポイントやセグメントの値を、数字キーでより正確に入力できるようになりました。 ブレークポイントやセグメントを右クリックして[値を編集]を選ぶと、入力欄が表示されます。希望する値を数字キーで入力してください。

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