MacでAU/VSTプラグインを使用する方法

AUとVST

Mac上でのLiveは、Audio Units(AU)とVST2の両形式に対応しています。Live 10.1以降では、VST3にも対応しています。 どちらの形式を使用してもかまいません。使用時には次の点に注意してください。

  • WindowsのユーザーとLiveのプロジェクトを共有する場合は、VSTの使用を推奨しています。 VST形式のプラグインは、WIndowsとMacの両プラットフォームで使用できます。 別のユーザーが同じ形式のプラグインを使用している場合、そのユーザーはLiveセットを開いて同じプラグインを使用することができます。 Liveのプロジェクトを別のコンピュータやユーザーへ転送する方法については、こちらのページで確認することができます。
  • AUとVSTで、プリセット処理が異なる場合があります。 AUのプリセット処理については、こちらのページで確認することができます。
  • AUプラグインから、直接MIDIを出力することはできません。 プラグインからMIDIを出力する場合は、そのプラグインのVST版を使用してください。 プラグインのMIDI出力にアクセスする方法については、こちらのページで確認することができます。
  • Liveセットの中では、同じプラグインを異なる規格(AU/VST/VST3)で複数使用することは避けてください。

MacにAUプラグイン/VSTプラグインをインストールする方法

AppleシリコンのコンピュータでLive 11.1のUniversalビルドを使用すると、Appleシリコン向けにコンパイルされたVST2/VST3プラグインのみが認識されます。特定のAUプラグインには、Intel向けにコンパイルする処理が含まれているため、そうしたAUプラグインを使用するには、Rosetta 2を介してIntelビルドのアプリケーションとしてLiveを実行する必要があります。 詳細については、こちらのページで確認することができます。

【注意】プラグインフォルダとして使う場所には、プラグインのファイル(ファイル拡張子は“.au”、“.vst”もしくは“.vst3”)のみを含めるようにしてください。

1. 最新のインストーラーファイルをプラグインの製造元のウェブサイトからダウンロードして実行します。

2. ほとんどのプラグインは、初期設定で指定されているフォルダにインストールされますが、一部のプラグインは、正しいフォルダへ移動する必要があります。 初期設定で指定されているフォルダは、以下のとおりです。

  • Macintosh HD:/Library/Audio/Plug-Ins/Components/(AUプラグインのファイル拡張子は“.component”です)
  • Macintosh HD:/Library/Audio/Plug-Ins/VST/ (VST 2プラグインのファイル拡張子は“.vst”です)
  • Macintosh HD:/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/(VST 3プラグインのファイル拡張子は“.vst3”です)

一部のプラグインは、ユーザーフォルダにインストールされることがあります。 初期設定では、ユーザーフォルダが表示されません。隠しフォルダにアクセスする方法を確認してください。

  • Macintosh HD:/Users/[Your Username]/Library/Audio/Plug-Ins/Components/(AU)
  • Macintosh HD:/Users/[Your Username]/Library/Audio/Plug-Ins/VST/(VST 2)
  • Macintosh HD:/Users/[Your Username]/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/(VST 3)

3. VST2プラグインとVST3プラグインでは、任意のフォルダにインストールすることもできます。

4. インストールの完了後、Liveを起動します。

5. Liveの環境設定画面を開き、タブ [Plug-ins]へ移動して、[プラグインソース]の欄を確認します。Live 10.1よりも前のバージョンをお使いの場合は、タブ[File Folder]へ移動して、[プラグインソース]の欄を確認します。

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6. 必要に応じて、Audio Units、VST2、VST3の各フォルダを有効にします。

7. プラグインを正しくインストールしても、そのプラグインがLiveに表示されない場合は、こちらのページを確認してください。

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: