MoveとNoteのプリセット

デバイスビューでは、Move に含まれるさまざまなインストゥルメントおよびエフェクトプリセットを選択できます。 Live 12.1 以降では、Ableton Live のインストゥルメントを選択してプリセットを作成し、エクスポートすることもできます。

プリセットの使い方
Ableton Live で Move のプリセットを作成する
テンプレートプリセット
Live からプリセットをエクスポートする方法

Moveのプリセット

デバイス ビューで、フォーカスされたトラック デバイスのプリセットを入れ替えるには、ホイールをクリックしてブラウザーを開き、スクロールして別のプリセットを選択します。

  • ブラウザーを開くと、現在のプリセットが表示されます。
  • リストをスクロールして別のプリセットをハイライトすると、フォーカスされたデバイスにすぐに入れ替えられます。 ホイールをクリックする必要はありません。
  • 各プリセットは、ハイライト表示されている間に実際に演奏するか、参照中にクリップを再生することで試聴できます。
  • Backボタンを押すか、ホイールを反時計回りに回して一番上の空白のエントリ を選択してクリックすると、参照している階層の 1 つ上の階層に移動します。

Move に含まれるプリセットの使用方法の詳細については、 Move マニュアル ナビゲーション & ブラウジング セクションおよび Ableton の Move ビデオ チュートリアル をご覧ください。

Ableton LiveでMoveのプリセットを作成する

試験的に実装されているこの機能を使用すると、Ableton Live でドラム キットやシンセ パッチなどのプリセットを制作、エクスポートして、Move で使用できるようになります。 この機能はまだ開発中ですが、Live バージョン 12.1 から試すことができます。

プリセットのエクスポートを有効にする

Live 12.1 以降では、Live の Options.txt ファイルにエントリを追加することでプリセットのエクスポートを有効にすることができます。 Options.txt ファイルを作成する手順については、 こちらのページ を参照してください。 または、この記事の下部にある 添付ファイル にリンクされている options.txt ファイル をダウンロードしてください。

プリセットのエクスポートを有効にするには、Options.txt ファイルに新しい行で次のエントリを追加します。

-_Feature.ExportPresetsToAbl

行の先頭にハイフンを必ず含めてください。また、スペースは含めないでください。 ファイルを保存して閉じ、Live を再起動します。

プリセットフォーマット

Move で動作させるには、Live で作成されたプリセットを次のようにフォーマットする必要があります。

Drums:

  • Instrument Rack
    • Drum Rack
      • Drum Samplerを含むパッド
      • 1 つのエフェクトが使用されているリターン チェーン 1つ
    • インサートエフェクト 1つ

Drift:

  • Instrument Rack
    • マクロをマッピングしたInstrument Rack
      • Drift
    • インサートエフェクト
    • インサートエフェクト

このプリセット構造は、Move、Note、Live 間の互換性を保つために必要です。

また、Move のデバイス ビューの空のエフェクト スロットに表示される + アイコンを使用して、Live ではエフェクトを省略し、後で Move に追加することもできます。

また、Live でエフェクトを省略し、Move のデバイス ビューの空のエフェクト スロットに表示される + アイコンを使用して、後で Move に追加することもできます。

サポートされているデバイス

現在プリセットのエクスポートをサポートしている Ableton Live デバイスは次の通りです。

インストゥルメント Effects

Drum Samplerを使用したDrum Rack
Drift
Drum Sampler
Instrument Rack

Channel EQ
Chorus-Ensemble
Delay
Phaser-Flanger
Redux
Reverb
Saturator

Driftプリセットのボイスオプション

Drift プリセットをエクスポートする場合、インストゥルメントの種類とボイス設定に応じて、Move での最大発音ボイス数が異なる場合があります。 つまり、結果として得られるサウンドが Live と同じにならない可能性があります。 Live の Drift は最大 32 ボイスのポリフォニーを持つことができますが、Move の Drift プリセットはモードによって異なり、最大 8 ボイスです。 ボイスモードの詳細については、Live の Drift デバイスの Info View およびマニュアルの こちらのセクション を参照してください。 Move でのDriftのモード選択オプションは以下の表の通りです。

モード ボイス
Mono 一度に1つのノートを演奏できます。
Unison 一度に2つのノートを演奏できます。(1つのノートにつき4ボイス)
Stereo 一度に4つのノートを演奏できます。(1つのノートにつき2ボイス)
Poly 一度に最大8つのノートを演奏できます。(1つのノートにつき1ボイス)

サポートされているサンプルレート

すべてのオーディオファイルのサンプルレートはサポートされていますが、Move のオーディオ エンジンは 44.1kHz で動作するため、再生中にはファイルは 44.1kHz にダウンサンプリングされます。 高いサンプル レート (例: 96kHz) のファイルのピッチを落として通常は聞こえない周波数 (> 20kHz) を聞こえるようにするなど、クリエイティブな使用方法も可能です。

Drum RackのSimpler をDrum Samplerに変換する

Simpler を Drum Sampler に置き換えることで、既存の Drum Rack を簡単にエクスポート用に変換できます。 Drum Rack ヘッダーを右クリックするか、Ctrl キーを押しながらクリックして、 Replace Simplers with Drum Sampler を選択します。 サンプルをDrum Rackにドラッグしたときに自動的にDrum Samplerを使用するように Live を設定するには、Drum Samplerを使用したパッドをデフォルトのパッドとして設定します。 これを行うには、Drum Samplerを使用したパッド上で右クリックし、[ デフォルト パッドとして保存] を選択します。

テンプレートプリセット

近日中に、上記の構造に従ったテンプレート プリセットを Live の コアライブラリで提供する予定です。このテンプレート プリセットは、Move および Note にエクスポートするための有効なプリセットを作成するためのベースとして使用できます。 2 つのスターター テンプレートは、この記事の下部の 添付ファイル
からダウンロードできます。

Liveからプリセットをエクスポートする

上記の構造を使用してプリセットを作成して保存したら、外側の Instrument Rack のヘッダーを右クリックし、 Export ABL Preset を選択します。 保存先を選択して、エクスポートした .ablpresetbundle ファイルをコンピューターに保存するように求められます。

上記の手順 に従ってエクスポートした後、プリセットを Move セットまたは Note セットに読み込ませることができます。

Moveでプリセットを読み込む

Move Manager で、. ablpresetbundle ファイルを プリセット タブにドラッグし、 アップロード をクリックして確定します。 または、「プリセット」タブのアップロード ボタンをクリックして、コンピューター上のファイルを参照します。 .ablpresetbundleファイル には参照されたすべてのサンプルが含まれています。

注意 : Move にアップロードできるプリセットの最大ファイルサイズは 400 MB です。

注意 : Move にアップロードできる最大のプリセットサイズは 400MB です。


Noteでプリセットを読み込む

  1. Live からプリセットをエクスポートした後、AirDrop、iCloud / DropBox などのクラウド ストレージ、メッセージでの送信等、任意の方法を使用して、.ablpresetbundle ファイルを iOS デバイスに転送します。
  2. iOSのファイルで.ablpresetbundleファイルを開き、「Ableton Noteで開く」を選択します。

添付ファイル:

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: