チューニングシステムに関するよくある質問
Ableton Liveのチューニングシステムを使用すると、12音平均律以外の音律で制作を行うことができます。 チューニングシステムは、ほとんどのLiveデバイスおよびMPE対応プラグインで機能します。
- Live で、[ヘルプ] > [内蔵レッスン] > [Liveの新機能] > [チューニングシステム]にアクセスします。
- 機能に関するヒントを参照するには、? キーを入力してインフォビューを表示し、関連する機能の上にカーソルを置きます。 詳細な説明については、 Liveのマニュアル を参照してください。
チューニングシステムへのアクセス
MIDIとチューニングシステム
デバイスとチューニングシステム
チューニングシステムについて
チューニングシステムへのアクセス
チューニングシステムが有効化されているかどうかを確認するにはどうすればよいですか?
チューニングシステムがアクティブな場合、Liveブラウザのサイドバーの下にチューニングビューが表示されます。
利用可能なチューニングのリストはどのように並べられていますか?
利用可能なチューニングは数値順とアルファベット順で並べられています。
使用したいチューニングシステムが表示されていないのはなぜですか?
デフォルトで含まれているチューニングシステムには、使用可能なチューニングのほんの一部のみが表示されています。 使用したいシステムや独自に作成したシステムをインポートすることもできます。 Liveは、オリジナル形式のScalaファイル (.scl) またはAbleton形式のScalaファイル (.ascl)をサポートしています。
独自のチューニングシステムファイルをインポートまたは作成できますか?
既存のScalaファイル(.scl)は、Liveにロードできます。
ロードするには、ファイルをLiveブラウザのチューニングセクションにドラッグアンドドロップしてください。 インタラクティブなScalaエディターでScalaファイルを作成および編集することもできます。 詳細については、
https://tuning.ableton.com/
にアクセスしてください。
チューニングシステムはホットスワップできますか?
チューニングシステムをホットスワップすることはできませんが、チューニングシステムのロードは短時間で行われます。 ロードするには、ブラウザでチューニングシステムをダブルクリックするか、選択してEnter キーを押してください。
MIDIとチューニングシステム
MIDIクリップをエクスポートするとどうなりますか?
ピアノロールに表示されている内容はMIDIクリップの一部としてエクスポートされますが、どのようなチューニングで作成されたかについての情報は含まれません。 たとえば、ノート番号45のインスタンスは、チューニングを適用した場合のピッチに関係なく、ノート番号45としてエクスポートされます。
MIDIクリップのサウンドを保存するにはどうすればよいですか?
1つのチューニングで作成された同じMIDIクリップでも、別のチューニングを適用してロードしたり、チューニングをサポートしていないソフトウェアでロードしたりすると、サウンドが大きく異なる場合があります。 チューニングをサポートしていない環境で使用するためオリジナルにできるだけ近いサウンドでMIDIクリップをエクスポートするには、Liveのオプションメニューで[チューニングシステムのロード時にセットを再チューニングする]を有効にし、チューニング「12-TET(EDO)」を選択し、クリップをエクスポートします。 エクスポート後、「元に戻す」を行い元のチューニングに戻してください。
楽譜作成ソフトウェアで使用するためにエクスポートしたいのですが、微分音のシャープとフラットは、MIDIファイルとともにエクスポートされますか?
微分音再チューニングのためのMPE情報は、MIDIファイルのエクスポートには含まれません。
チューニングシステムをロードまたは削除すると、MIDIノートはどうなりますか? [チューニングシステムのロード時にセットを再チューニング]オプションとはどんなものですか?
Liveセットのチューニングシステムが削除または変更されると、既存のMIDI ノートは同じピッチを生成しなくなります。 Liveには、この状況に対処する2つのオプションがあります。 オプションメニューの[チューニングシステムのロード時にセットを再チューニング]が有効になっている場合、既存のクリップ内のMIDIノートは、新しいチューニングシステム内のピッチが最も近いノートに移動されるか、削除されます。 これは非破壊的な編集でないため、ポップアップで警告されます。
[チューニングシステムのロード時にセットを再チューニング]を無効にすると、MIDIノートは新しいチューニングでも以前のチューニングと同じノートインデックスを保持します。 この変更は非破壊的であるため、ポップアップは表示されません。 ただし、ノートは以前と同じピッチを再生しない可能性があります。
[Bypass Tuning]はどんな機能ですか?
トラックイン/アウトセクションの[Bypass Tuning]が有効になっている場合、該当トラックのMIDIインストゥルメントとプラグインには、チューニングが適用されていないオリジナルのMIDI信号が送られます。 これは、Drum Rackのようなインストゥルメントで重要なポイントとなります。なぜなら、通常のインストゥルメントではMIDIノートが演奏されるピッチを決定するのに対し、Drum Rackでは、MIDIノート番号でどのパッドを再生するかを決定するためです。
MIDIコントローラーを使用する際、チューニングシステム内のノートの振り分け方は調整できますか?
チューニングシステムがロードされている場合、MIDIトラックのトラックイン/アウトセクションにドロップダウンが表示され、[All Keys]が表示されます。 選択するレイアウトによって、トラックにロードされているチューニングシステムがどのようにMIDIコントローラーにマッピングされるかが変わります。また、独自のコントローラーレイアウトを作成することもできます。
デバイスとチューニングシステム
チューニングシステムはどのLiveインストゥルメントと連携できますか?
ドラムシンセを除く、Live純正のすべてのソフトウェアインストゥルメントでチューニングシステムを使用できます。
チューニングシステムは外部ハードウェアにも適用されますか?
LiveがMPEを出力するように設定されていて、インストゥルメントがそれに対応している場合、チューニングシステムを外部ハードウェアに適用することができます。 デバイスでMPEが有効になっていて、ノートごとのピッチベンド範囲が ±48 に設定されていることを確認してください。 詳しくは、
こちらのページ
をご覧ください。
Tunerデバイスはチューニングシステムに対応していますか?
Live 12.1以降では、Tunerデバイスはチューニングシステムをサポートしています。 Tunerデバイスの基準ピッチは、選択したチューニングによって決まります。
チューニングシステムはサードパーティのプラグインやMax for Liveデバイスで使用できますか?
チューニングシステムは、MPEと互換性がある場合、VST2、VST3、AUのデバイスに適用されます。また、MPEと互換性のあるMax for Liveデバイスにも適用されます。 関連するデバイスでMPEが有効になっていること、またデバイスのノートごとのピッチベンド範囲が ±48 に設定されていることを確認してください。
チューニングシステムについて
チューニングシステムの目的は何ですか? 使用する必要があるのでしょうか?
Liveを使用する際に、チューニングを必ずしも操作する必要はありません。 気に入ったチューニングシステムを使用したり、さまざまなチューニングシステムを試してみることをお勧めします。 チューニング システムは、さまざまな伝統的な規則やアプローチを組み込むことで、音程の持つ可能性を拡げるためのオプション機能です。
標準的な平均律チューニングを使用している場合、基準ピッチを変更できますか?
基準ピッチは、チューニングシステムがロードされた後にのみ変更できます。 コアライブラリには、Liveの標準平均律チューニングに一致するチューニング(12-TET(EDO))が含まれていますが、既存のスケール機能では機能しません。
ロードされたチューニングシステムはLiveセットに保存されていますか?
Liveセットを保存すると、ロードされたチューニングシステムがLiveセットファイル(.alsファイル)内に保存されます。 ロードされたチューニングを .ascl ファイルとしてユーザーライブラリにエクスポートするには、チューニングセクションの保存ボタンをクリックします。
.scl ファイルを使用してもLiveで期待通りのチューニングにならないのはなぜですか?
.scl ファイルは、システム内のノートの絶対周波数を決定するのではなく、一連の音程の間隔でチューニング システムを定義します。 これは、システム内の各ノートと基本となるピッチとの距離を定義することを意味します。基本となるピッチは、各ノートの周波数を計算する前に「基準ピッチ」で設定する必要があります。 たとえば、12TET(十二音平均律)では、基準ピッチ A3(第 3 オクターブの音 A)は通常、周波数 440 Hz で定義されます。 432 Hz などの異なる値を適用すると、チューニング システムは 12TET のままですが、すべてのノートに対して異なる周波数が計算されます。
基本的な .scl ファイルには基準ピッチは含まれていません。 場合によっては、ペアとなる .kbm ファイルでこれが提供されることもあります。 ただし、.scl ファイルをインポートするソフトウェア ツールの多くは .kbm ファイルをサポートしていません。 この場合、.scl ファイルを使用するソフトウェアで基準ピッチを適用する必要があります。これは、ツールの UI 経由で構成することも、ハードコードすることもできます。 Live は .kbm ファイルをサポートしていませんが、Live に含まれる .ascl ファイルには、基本的な .scl ファイルとは異なり、基準ピッチが含まれています。
基準ピッチのない .scl ファイルが読み込まれると、チューニング システム内のすべての音符の周波数を決定するため、Live は0 ~ 127 の MIDI 範囲の中央付近のノートに周波数 440 Hz を割り当てて基準ピッチを生成します。 システム内の残りのノートはこの参照値から派生します。 以前に他のツールで使用した .scl ファイルがある場合、そのツールでは基準ピッチを決定するために異なる方法を使用している可能性があるため、Live では異なるサウンドになる可能性があります。
これを修正するには、そのツールで使用される基準ピッチを特定し、チューニング UI を介して Live で使用される基準ピッチを調整します。 これを"耳で"行うこともできます。その場合は、Live の基準ピッチを、他のツールのチューニングと一致するまで微調整するだけです。 基準ピッチを修正したら、Live からチューニングを .ascl ファイルとしてエクスポートします。これにより、Live でそのチューニングを使用するたびにこれらの手順を繰り返す必要がなくなります。チューニングは、設定したカスタム基準ピッチを含む .ascl ファイルとしてエクスポートされます。 エクスポートを行うには、チューニング UI の保存アイコンをクリックします。
Liveのチューニングシステムについての詳細はどこで確認できますか?
Liveのチューニングセクションの右端のボタンをクリックすると、
AbletonのチューニングWebサイト
にアクセスできます。 ロードされたチューニングシステムに関する詳細情報が利用可能な場合は、このWebサイトに直接表示されます。