クラッシュ後にLiveセットを修復する方法

  • 対象となるLiveのバージョン: Live 10 ~ 11
  • 対象となるOS:すべて

Liveのファイル修復処理は、通常、Liveのフォルダ“Preferences”に入っているファイル“Undo”によって開始されます。 修復処理が自動的に開始されなかったり、修復ダイアログウィンドウで[いいえ]をクリックしたりすると、Liveセットの修復に必要な関連ファイルが、“Preferences”内にあるフォルダ“Crash”に移動されます。 多くの場合、その関連ファイルを別の名前にしてフォルダの外に移動させると、Liveセットを修復できます。次に手順にそって操作を行ってください。

【注意】この修復処理で使用するLiveのバージョンは、ファイル“Undo”を作成してクラッシュを起こしたLiveと同じものにしてください。 Liveのバージョン番号だけでなく、OS(WindowsまたはMac)も同じものにしてください。

手順1

次の場所にある隠しフォルダを開きます。隠しフォルダにアクセスする方法については、こちらのページで確認することができます。

  • Windows
    Users\[Username]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Preferences\Crash\
  • Mac
    Users/[Username]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/Crash/

【注意】“Live x.x.x”の部分には、クラッシュが発生したLiveのバージョン番号が入ります(例: Live 11.0.5)。

手順2

フォルダ“Crash”の中には、Liveセットの修復に必要な次のファイルやフォルダがあります。

  • BaseFiles
  • CrashRecoveryInfo.cfg
  • Undo

ファイルとフォルダの名前には、クラッシュの発生日時が含まれています。

Screenshot_2018-12-21_at_18.44.08.png

【注意】Liveが複数回クラッシュしている場合は、それにともない、複数のファイルとフォルダが作成され、それぞれの名前にクラッシュの発生日時が含まれます。 クラッシュの発生日時を確認し、修復処理を行いたいファイルとフォルダを使用してください。

手順3 

ファイルとフォルダの名前から日時の部分を削除します。

Crash-Recovery-2.gif

手順4 

名前を変更したファイルとフォルダを親フォルダに移動します。

    親フォルダの場所
  • Windows
    Users\[Username]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\
  • Mac
    Users/[Username]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/
ダイアログウィンドウが表示され、同名のファイルやフォルダと置き換えるか尋ねられた場合は、すべて置き換えてください。

Screenshot_2018-12-21_at_18.51.13.png

手順5:

Liveを起動します。 ふたたびファイルの修復処理が始まります。

ファイルの修復がうまくいかない場合は、Abletonのサポート窓口までご連絡のうえ、最後に生成されたクラッシュレポートをお送りください。 クラッシュレポートには、通常、必要な関連ファイルが含まれています。 Abletonのサポート窓口にて修復を試みます。

 

【補足】Live 9でLiveセットを修復する手順については、こちらのページで確認することができます。

Abletonでは、以下の学習リソースと詳細なヘルプが提供されています。: