クラッシュ後にLiveセットを修復する方法
Liveのファイル修復処理は、通常、Liveのフォルダ“Preferences”に入っているファイル“Undo”によって開始されます。 修復処理が自動的に開始されなかったり、修復ダイアログウィンドウで[いいえ]をクリックしたりすると、Liveセットの修復に必要な関連ファイルが、“Preferences”内にあるフォルダ“Crash”に移動されます。 多くの場合、その関連ファイルを別の名前にしてフォルダの外に移動させると、Liveセットを修復できます。次に手順にそって操作を行ってください。
【注意】 この修復処理で使用するLiveのバージョンは、ファイル“Undo”が作成され、クラッシュを起こしたLiveと同じバージョンにしてください。
手順1
次の場所にある隠しフォルダを開きます。隠しフォルダにアクセスする方法については、 こちらのページ で確認することができます。
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Windows
Users\[Username]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Preferences\Crash\ -
Mac
Users/[Username]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/Crash/
【注意】 “Live x.x.x”の部分には、クラッシュが発生したLiveのバージョン番号が入ります(例: Live 11.0.5)。
手順2
フォルダ“Crash”の中には、Liveセットの修復に必要な次のファイルやフォルダがあります。
- BaseFiles
- CrashRecoveryInfo.cfg
- Undo
ファイルとフォルダの名前には、クラッシュの発生日時が含まれています。
【注意】 Liveが複数回クラッシュしている場合は、それにともない、複数のファイルとフォルダが作成され、それぞれの名前にクラッシュの発生日時が含まれます。 クラッシュの発生日時を確認し、修復処理を行いたいファイルとフォルダを使用してください。
手順3
ファイルとフォルダの名前から日時の部分を削除します。
手順4
名前を変更したファイルとフォルダを親フォルダに移動します。
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親フォルダの場所
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Windows
Users\[Username]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\ -
Mac
Users/[Username]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/
手順5:
Liveを起動します。 ふたたびファイルの修復処理が始まります。
ファイルの修復がうまくいかない場合は、 Abletonのサポート窓口 までご連絡のうえ、最後に生成された クラッシュレポート をお送りください。 クラッシュレポートには、通常、必要な関連ファイルが含まれています。 Abletonのサポート窓口にて修復を試みます。
オーディオファイル:
未保存の録音されたオーディオ ファイルがある場合、 次の場所にファイルが残っている可能性があります。
- macOS: Users/Username/Music/Ableton/Live Recordings/Temp Project
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Windows: C:\Users\USERNAME\AppData\Local\Temp\
【補足】 Live 9でLiveセットを修復する手順については、 こちらのページ で確認することができます。