VST/AUプラグインの設定が初期状態に戻る
- 対象となるLiveのバージョン:すべて
- 対象となるOS:すべて
保存したLiveセットを開いたとき、VST/AUプラグインのプリセットを呼び出せなくなる場合や、保存したプリセットの設定が初期状態に戻ってしまう場合は、ふたつの原因が考えられます。
1. プラグインのバージョンが古い
OSをアップデートして、お使いのプラグインのバージョンと互換性がなくなると、この問題が生じることがあります。
プラグインの設定状態は、Liveセットのファイル内に用意されたバイナリデータブロックへ保存されます。 このバイナリデータブロックを読み書きできるのは、そのプラグインのみです。
通常、プラグインを再インストールすると問題が解決します。
- プラグインの製造元のウェブサイトから最新バージョンをダウンロードします。DVDやUSBからインストールしたプラグインは、古いバージョンである可能性があります。
- 初期設定で指定されているシステムフォルダにプラグインをインストールすることを推奨しています。プラグインのインストール方法については、こちらのページで確認することができます。
2. クリーンアップ・ユーティリティでAUプラグインのキャッシュを消去している(Macのみ)
Liveでプラグインの動作に欠かせない、macOS上の重要なユーザーキャッシュファイルやシステムキャッシュファイルを消去するように、Macのクリーンアップ・ユーティリティが設定されている場合があります。これには、AUプラグインの設定に関する情報も含まれます。 キャッシュファイルのバックアップを取ってからクリーンアップ・ユーティリティを使用しないと、Liveで使用するプラグインの設定を復旧できなくなることがあります。
CleanMyMacを使用する場合は、次のように設定することを推奨しています。
【注意】このキャッシュには、Liveセットで使用したAUプラグインの設定は保存されませんが、AUプラグインの初期状態の設定が保存され、LiveのAUプラグインフォルダにスキャンされます。
このキャッシュを消去すると、プラグインをふたたび読み込まなければならなくなり、初期状態の設定がキャッシュ内に作成されます。 Liveセットでプラグインの設定が読み出されない場合、そのLiveセットを上書き保存しないようにしてください。
Liveセットを開いたあと、一度終了して、ふたたび開くと、そうしたプラグインの初期設定が復元されます。 空のLiveセットにすべてのAUプラグインを追加して、初期状態をキャッシュに復元することもできます。 この操作を行ってから、CleanMyMacを前述のように設定します。