Samplerでマルチサンプリングを行う

概要

Live の Sampler は、録音済みのオーディオの演奏や編集を行うための非常に強力なツールですが、オリジナルのマルチサンプラープリセットを手動で作成するのは面倒な作業です。 ただし、細部へ細心の注意を払えば、数ステップですべてのデバイスに対してピッチの正確なマルチサンプラーを作成できます。

始める前のいくつかのヒント

  • 以下の例は、バーチャルインストゥルメントとエフェクトのみを使用してマルチサンプラーを作成する方法を示しています。 ただし、 外部インストゥルメント 外部オーディオエフェクト を使用しても同じ結果を得ることができます。
  • デジタル楽器を再サンプリングする場合、多くの場合、ノートのポリフォニーを 1 (モノラル) に設定して、前のノートのオーディオを除去するのが最適です。

手順

1) 上昇する半音階の音符の連続を含む MIDI クリップを作成します。 Sampler 内で結果を整理しやすくするために、MIDI クリップの名称をノートの範囲に変更することをお勧めします。

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2) トラックを フリーズ & フラット化 して、クリップのオーディオ ファイルを作成します。

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3) 各ノートの先頭でクリップを分割します。 次に、スライスの領域全体を選択してクロップします。

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4) 新しい MIDI トラックを作成します。次に、空のSamplerをドロップして、ゾーン タブを開きます。

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5) 上記のトラックのクリップの領域を選択します。(Sampler のデバイス ウィンドウは閉じます) ファイルをドラッグしたまま、Sampler デバイスがロードされているトラックのタイトルにマウスオーバーすると、デバイスウィンドウが開きます。 次に、クリップをサンプラー デバイスにドロップします。

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6) すべてのサンプル レイヤーを選択した状態で、サンプルのノート範囲にぴったり合うようにキー ゾーンの境界を調整します。 次に、キー ゾーン領域内の任意の場所を右クリックしてドロップダウン メニューを表示し、「レンジを均等に割り当てる」を選択します。

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7) これでカスタム マルチサンプラーの完成です。

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