Noteでサンプルを使用する
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対象となるLiveのバージョン:Live 11.2.5以降
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対象となるOS:すべて
- 対応オーディオファイル: WAV、AIFF、M4A
Noteでサンプルを使用する方法には主に2つの方法があります。 1つ目はNoteのDrum RackやMelodic Samplerのデバイスに直接音声を録音する方法です。 2つ目は既存のサンプルをインポートし読み込んだり、他のものに置き換える方法です。
サンプルを録音する
サンプルはDrum RackやSamplerのインストゥルメントが読み込まれているトラックに追加できます。 Noteにサンプルを直接録音する方法はこちらです:
- Noteのセットで、トラック上部にあるトラックヘッダーアイコンをタップします。
- メニューバー上部に表示されている現在のプリセット名をタップして、[プリセット]をタップすると、利用可能なすべてのインストゥルメントのカテゴリーが表示されます。Drum RackまたはSamplerを選択して[完了]をタップします。
- Drum Rackではサンプルを録音したいパッドをタップして、次に[サンプルを録音]をタップすると録音が開始されます。 Samplerでは[サンプルを録音]をタップするだけで録音を開始します。
- プロンプトが表示された場合は、iOSの設定で、デバイスのマイクを有効にしてください。
- 波形表示ウインドウの右上に、赤く小さな四角形の録音インジケーターが表示されます。 録音を停止するときはこの赤い四角形をタップしてください。
Noteでリサンプリングする
iOSデバイスの内蔵マイクを使用してSamplerやDrum Rackにリサンプリングするには、次の手順を実行します。
- リサンプリングしたい対象のサンプルを用意したらNoteの再生を開始します。
- 空のDrum RackまたはSamplerを読み込みます。
- [サンプルを録音]をタップすると、サンプルビューウインドウに録音しているサンプルが表示されます。
- 録音するサンプルの音量を調節します。
- 録音を止めるには赤い四角形をタップしてください。
Noteにサンプルをインポートする
Noteにサンプルをインポートするには、他の機器からAirDropを使ってファイルを読み込むか、他のアプリから[共有]機能を使用します。 NoteはWAV/AIFF/M4Aのファイル形式に対応しています。 M4Aはインポート時にWAVに変換されます。
サンプルはDrum RackまたはSamplerが読み込まれたトラックに追加することができます。 サンプルを空のDrum Rackのパッドに追加するには、まずトラックにDrum Rackを追加してから、読み込むパッドを選択して[サンプルを読み込む]をタップしてください。
サンプルをAirDropで送り、Noteに読み込むには次の手順を実行します。
- 送信元の機器でAirDropを開き、オーディオファイルをドラッグ&ドロップします。
- ファイル"(送信するファイル名称)"を共有するか尋ねられたら、[受け入れる]を押します。
- ファイル転送先のiOSデバイスで開くアプリを選択するよう求められたら、[Ableton Note]を選択します。
- Noteが開いたら[はい]を選択するとサンプルがインポートされます。
一部のファイル共有サービスでは、オーディオファイルがM4Aなどの未対応の形式に自動的に変換されてしまうことがあります。 さらに、あるプラットフォームではWAVと表示されているファイルであっても実際はMP3になっているものもあります。 Noteで開けないファイルがある場合は、ファイルがNoteに対応している形式かどうかをご確認ください。
サンプルの読み込み/保存/交換
サンプルをDrum RackのパッドやMelodic Samplerに読み込むには次の手順で行います。この方法は”Core Library”に収録されているもの、Noteで録音や保存したもの、他のアプリからインポートしたもの、現在のセットで録音したもの共通です。
- Drum RackまたはSampler(Melodic Sampler)を選択して[完了]をタップします。
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サンプルビューのタブから[サンプルを読み込む]を選択し、目的のフォルダに移動します。
- All Samples > Imported
- All Samples > Recordings
- All Samples > Core Library
- All Samples > 現在のセット
- Drum Rackでは読み込むパッドを選び、対象のサンプルを選択して[完了]をタップします。
- Samplerでは読み込むオーディオファイルを選択して[完了]をタップします。
パッドに割り当てられたサンプルの交換は次の方法で行います。この方法はCore Library”に収録されているサンプルや、Noteで録音/保存したもの、他のアプリからインポートしたり現在のセットで録音したもので共通です。
- 交換したいパッドを選択して、サンプルの波形をタップ > [サンプルを交換]をタップします。
- 目的のフォルダに移動します:
- All Samples > Imported
- All Samples > Recordings
- All Samples > Core Library
- All Samples > 現在のセット
- 交換するサンプルを選択します。
Noteのセットで録音された音声はフォルダに保存され、そのセットから開くことができます。 同じセット内で録音したサンプルを開く方法は次のとおりです:
- 読み込みたいパッドを選択したら、波形をタップ > [サンプルの交換]をタップします。
- メニューバー上部の左矢印をタップして[All Samples]> [現在のセット]> [Recordings]を開き、目的のサンプルを選択します。
サンプルを他のセットからも開けるようにするには、最初に次の手順を実行してください。
- 波形をタップして[サンプルを保存]を選択します。
- サンプルの名前を入力したら[OK]をタップします。
サンプルの保存場所
サンプルはお使いのiOSデバイスの”ファイル”アプリ内にある次のフォルダに保存されます。
- ファイル > このiPhone内/このiPad内 > Ableton Note > User Samples > Imported
- ファイル > このiPhone内/このiPad内 > Ableton Note > User Samples > Recordings
Noteのサンプルは次のフォルダに保存されます。 これらのフォルダはサンプルを交換したりロードするときに表示されます。
- Recordings
- Imported
- 現在のセット > Recordings
Noteのセットで録音したサンプル(未保存)は次の場所に保存されます:
All Samples > 現在のセット > Recordings
NoteのDrum Rackで録音したサンプルを保存した場合は、次の場所にファイルが保存されます:
All Samples > Recordings > Drum Sampler
NoteのSamplerで録音したサンプルを保存した場合は、次の場所にファイルが保存されます:
All Samples > Recordings > Melodic Sampler