コンピュータ上の全ユーザーのためにLiveをオーソライズする方法
- 対象となるLiveのバージョン:Live 9.1以降
- 対象となるOS:すべて
複数のユーザーがコンピュータを使用する環境(コンピュータ室や教室など)でLiveをオーソライズする場合は、多数の操作を自分で行う必要があります。 次の中から該当するものを選んでください。
【注意】Sassafrasを使用する場合は、こちらのページを確認してください。
------------------------------------------------------------------------------------
複数のユーザーが使用するWindowsのコンピュータでLiveをオーソライズする
手順1:Liveをインストールする
- 管理者権限でコンピュータにログインします。
- Liveの最新バージョンをインストールします。 Abletonでお使いのユーザーアカウントから、最新バージョンをダウンロードできます。
手順2:Liveをオーソライズする
- Liveを起動すると、 オーソライズ画面が表示されます。
- 指示にそってLiveをオンラインでオーソライズします(この方法がもっとも簡単です)。 お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、オフラインでオーソライズすることもできます。
- オーソライズが正常に完了したら、Liveを閉じます。
手順3:ファイル“Unlock.cfg”をコピーする
Liveのオーソライズ情報は、“Unlock.cfg”というファイルに保存されています。
- この操作では、隠しフォルダにアクセスする必要があるため、すべての隠しフォルダを常に表示することを推奨しています。こちらの手順にそって、隠しフォルダを表示してください。
- 次の場所にある隠しフォルダを開きます。
C:\Users\[AdminUsername]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Unlock\
【注意】このパスの“Live x.x.x”の部分には、お使いのLiveのバージョンが入ります(例:Live 10.0.6)。 - フォルダ内にあるファイル“Unlock.cfg”をコピーします。
手順4:共有フォルダ内にフォルダ“Unlock”を作成する
次に共有フォルダ内でフォルダ“Unlock”を作成して、その中へ“Unlock.cfg”を貼り付けます。そうすることで、そのコンピュータ上の全ユーザーが“Unlock.cfg”にアクセスできるようになります。
- Windowsのエクスプローラーで、次の場所にある隠しフォルダを開きます。
C:\ProgramData\Ableton - 右クリックで新しいフォルダを作成して、フォルダ名を“CommonConfiguration”にします。
- “CommonConfiguration”内に、“Live x.x.x”という名前のフォルダを新規作成します。“x.x.x”の部分には、お使いのLiveのバージョンが入ります(例:Live 10.0.6)。
- “Live x.x.x”内に、“Unlock”という名前のフォルダを作成します。
- これまでの手順にそって、フォルダ“Unlock”を作成した場合、パスは次のようになります。
C:\ProgramData\Ableton\CommonConfiguration\Live x.x.x\Unlock\ - この“Unlock”内に、コピーした“Unlock.cfg”を貼り付けます。
手順5:元のフォルダ“Unlock”を削除する
先ほど作成した“Unlock”内にあるファイル“Unlock.cfg”をLiveが使用できるようにするには、最初に“Unlock.cfg”があったフォルダ“Unlock”を削除しなければなりません。
- 次の場所にある元のフォルダ“Unlock”を削除します。
C:\Users\[AdminUsername]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Unlock\
手順6:共有フォルダ“Preferences”を使って自動アップデートを無効にする
共有フォルダの作成は、自分で行わなければならない操作であるため、Liveのアップデートが自動的に行われると、ここまでに設定した構成が崩れてしまいます。 そのため、コンピュータ上の全ユーザーの自動アップデートを無効にすることを推奨しています。
- 先ほど作成した共有フォルダを開きます。
C:\ProgramData\Ableton\CommonConfiguration\Live x.x.x - “Preferences”という名前でフォルダを作成します。
- “Preferences”内で右クリックして、[新規作成]の [テキスト ドキュメント]を選択します。
- 作成したテキストファイルを開き、“-_DisableAutoUpdates”と入力します。
- テキストファイルを“Options.txt”という名前で保存します。
手順7:初期設定で指定されているフォルダ“Preferences”を削除する
先ほど作成した“Preferences”内にあるファイル“Options.txt”をLiveが使用できるようにするには、初期設定で指定されている同名のフォルダ“Preferences”を削除しなければなりません。
- 次の場所にあるフォルダ“Preferences”を削除します。
C:\Users\[AdminUsername]\AppData\Roaming\Ableton\Live x.x.x\Preferences\
手順8:標準ユーザーとしてコンピュータにログインしてテストする
- 標準ユーザーのアカウントでコンピュータにログインして、オーソライズを求められずにLiveを起動できるかテストします。
手順9:すべてのコンピュータで手順1~8の操作を行う
コンピュータ室など、複数のコンピュータがある環境では、すべてのコンピュータで上記の操作を行う必要があります。
手順10:追加コンテンツをインストールする(任意)
追加のPackをインストールする場合は、こちらのページの“3. コンテンツ”を確認してください。
------------------------------------------------------------------------------------
複数のユーザーが使用するMacのコンピュータでLiveをオーソライズする
手順1:Liveをインストールする
- 管理者権限でコンピュータにログインします。
- Liveの最新バージョンをインストールします。 Abletonでお使いのユーザーアカウントから、最新バージョンをダウンロードできます。
手順2:Liveをオーソライズする
- Liveを起動すると、 オーソライズ画面が表示されます。
- 指示にそってLiveをオンラインでオーソライズします(この方法がもっとも簡単です)。 お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、オフラインでオーソライズすることもできます。
- オーソライズが正常に完了したら、Liveを閉じます。
手順3:ファイル“Unlock.cfg”をコピーする
Liveのオーソライズ情報は、“Unlock.cfg”というファイルに保存されています。
- Finderを開き、メニューバーの[移動]をクリックします。 [Alt/Option]キーを押さえて、表示されるショートカット“ライブラリ”をクリックします。 このライブラリは、ユーザーライブラリです。通常は表示されません。
- 次の場所にあるフォルダへ移動します。
Macintosh HD/Users/[current user]/Library/Application Support/Ableton/Live x.x.x/Unlock/
【注意】このパスの“Live x.x.x”の部分には、お使いのLiveのバージョンが入ります(例:Live 10.0.6)。 - フォルダ内にあるファイル“Unlock.cfg”をコピーします。
手順4:共有フォルダ内にフォルダ“Unlock”を作成する
次に共有フォルダ内でフォルダ“Unlock”を作成します。そうすることで、そのコンピュータ上の全ユーザーが同じ“Unlock.cfg”にアクセスできるようになります。
- Finderで次の場所に移動します。
Macintosh HD/Library/Application Support - フォルダを作成して、フォルダ名を“Ableton”にします。この“Ableton”内に、“Live x.x.x”という名前のフォルダを作成します。“x.x.x”の部分には、お使いのLiveのバージョンが入ります(例:Live 10.0.6)。
- “Live x.x.x”内に、“Unlock”という名前のフォルダを作成します。
- これまでの手順にそって、フォルダ“Unlock”を作成した場合、パスは次のようになります。
Macintosh HD/Library/Application Support/Ableton/Live x.x.x/Unlock - この“Unlock”内に、コピーした“Unlock.cfg”を貼り付けます。
手順5:元のフォルダ“Unlock”を削除する
先ほど作成した“Unlock”内にあるファイル“Unlock.cfg”をLiveが使用できるようにするには、最初に“Unlock.cfg”があったフォルダ“Unlock”を削除しなければなりません。
- 次の場所にある元のフォルダ“Unlock”を削除します。
Macintosh HD/Users/[Username]/Library/Application Support/Ableton/Live x.x.x./Unlock/
手順6:共有環境設定ファイル“Option.txt”を使って自動アップデートを無効にする
共有フォルダの作成は、自分で行わなければならない操作であるため、Liveのアップデートが自動的に行われると、ここまでに設定した構成が崩れてしまいます。 そのため、コンピュータ上の全ユーザーの自動アップデートを無効にすることを推奨しています。
- 次の場所にあるフォルダを開きます。
Macintosh HD/Library/Preferences/ - “Ableton”という名前でフォルダを作成して、その中に“Live x.x.x”という名前でフォルダを作成します。 “x”の部分には、お使いのLiveのバージョンを入力してください(例:Live 10.0.6)。
- これまでの手順にそって、フォルダを作成した場合、パスは次のようになります。
Macintosh HD:/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/ - 標準テキストのファイルを作成します(テキストエディットを使います)。 テキストエディットのメニュー[フォーマット]で[標準テキストにする]をクリックします。
- 作成したテキストファイルを開き、“-_DisableAutoUpdates”と入力します。
- テキストファイルを“Options.txt”という名前で保存します。
- 先ほど作成した共有フォルダへテキストファイルを移動します。
Macintosh HD:/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x/
手順7:初期設定で指定されているフォルダ“Preferences”を削除する
先ほど作成した“Live x.x.x”内にあるファイル“Options.txt”をLiveが使用できるようにするには、初期設定で指定されているフォルダ“Preferences”を削除しなければなりません。
- 次の場所にあるフォルダ“Preferences”を削除します。
Macintosh HD/Users/[current user]/Library/Preferences/Ableton/Live x.x.x
手順8:標準ユーザーとしてコンピュータにログインしてテストする
標準ユーザーのアカウントでコンピュータにログインして、オーソライズを求められずにLiveを起動できるかテストします。
手順9:すべてのコンピュータで手順1~8の操作を行う
コンピュータ室など、複数のコンピュータがある環境では、すべてのコンピュータで上記の操作を行う必要があります。
手順10:追加コンテンツをインストールする(任意)
追加のPackをインストールする場合は、こちらのページの“3. コンテンツ”を確認してください。
------------------------------------------------------------------------------------