LiveでReWireを使用する

  • 対象となるLiveのバージョン:すべて
  • 対象となるOS:すべて

ReWireは、PropellerheadSteinbergが共同開発したソフトウェアのプロトコルで、ふたつのDAW間で音声とMIDIのやり取りを可能にします。 片方のDAWがReWireホストとなり、もうひとつがReWireデバイスになります。

ReWireによって両DAWが同期して再生/停止するようになると同時に、ReWireデバイスからの音声信号をReWireホストに入力できるほか、ReWireホストからのMIDI信号をReWireデバイスに出力できます。

【注意】 Liveは、ReWireホストとReWireデバイスのどちらとしても動作しますが、DAWの中にはReWireホストとしてしか動作しないものもあります。

  1. ReWireをインストールして有効にする
  2. LiveをReWireホストとして使う
  3. LiveをReWireデバイスとして使う
  4. LiveをReWireデバイスとして使う場合の制限事項

ReWireをインストールして有効にする

ReWireをダウンロードしてインストールするには、一度、Liveを正常に起動させる必要があります。

Windowsでは、ReWireを正常に動作させるために、ReWireホストとReWireデバイスを管理者として実行しなければならない場合があります。 DAWを管理者として起動するには、デスクトップなどでLiveやその他のDAWのアイコンを右クリックして[管理者として実行]を選択します。

Macでは、初めてReWireの構成設定が行われるときに、Liveから管理者権限を要求されることがあります。 要求されたときには、管理者のパスワードを入力してください。

ReWireはアプリケーションのビット数に依存するため、両方のDAWで同じビット数のバージョンを使う必要があります(64ビットまたは32ビット)。 Live 10では64ビット版のみが提供されているため、他のDAWでも64ビット版を利用して実行してください。 このときの操作は、WindowsとMacで異なります。

Windowsの場合

使用するDAWのビット数を確認したうえで、ReWireの64ビット版か32ビット版のどちらかをインストールしてください。

Macの場合

DAWの中には、32ビット版と64ビット版の両方を含んでいるものがあります。32ビット版と64ビット版の切り替えるには、次の手順にそって操作を行ってください。

  • Finderでフォルダ“アプリケーション”を開きます。
  • 使用するDAWを選択して[Cmd + I]を押すと、情報ウインドウが表示されます(または、選択したDAWを右クリックして[情報を見る]をクリックします)。
  • [32ビットモードで開く]にチェックを入れると、そのDAWは32ビットモードで動作します。 64ビットモードでDAWを使う場合は、チェックを外しておきます。
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LiveをReWireホストとして使う

  1. LiveをReWireホストとして使うには、最初にLiveを起動します。
  2. Liveの起動後にもうひとつのDAWを起動すると、そのDAWが自動的にReWireデバイスとして動作します(ただし、そのDAWがReWireデバイスとして使える場合に限ります)。
  3. ReWireホストのDAWとReWireデバイスのDAWのどちらかで再生ボタンを押すと、両方のDAWが同期して再生が行われます。
  4. ReWireデバイスのDAWをLiveで扱うときは、LiveのExternal Instrumentを使うと非常に便利です。External Instrumentの使用方法については、こちらのページで確認することができます。
    【注意】 External Instrumentを使用できるのは、LiveのSuiteとStandardに限られます。 IntroやLiteをお使いの場合は、手順5以降の操作を行ってください。

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  5. ReWireデバイスとして実行しているDAWから鳴らされる音声を聞くには、Liveでオーディオトラックを作成して[Audio From]の選択リストで、そのDAWを選択します。 [Monitor]は[In]に設定します。Screen_Shot_2018-02-01_at_14.25.44.png
  6. ReWireは多数のチャンネルを備えているので、ReWireデバイスとして実行しているDAWの個々のトラックを、Live上のオーディオトラックへ別々に接続することができます。 聞きたいReWireのチャンネルを選択するには、Liveのオーディオトラックで[Audio From]の2番目の選択リストを使用します。
  7. ReWireデバイスとして実行しているDAWにLiveからMIDI信号を送るには、最初にLive上でMIDIトラックを作成します。 次に、そのMIDIトラックで[MIDI To]の選択リストから、MIDI信号を送るDAWを選択します。 これにより、2番目の選択リストで、そのDAW内の特定のトラック(もしくかデバイス)を選択できるようになります。
    Screen_Shot_2018-02-01_at_14.28.03.png

LiveをReWireデバイスとして使う

  1. 最初に、ReWireホストとして使うDAWを起動します。
  2. そのDAWでReWireを有効にします。Live以外のDAWでReWireを有効にする方法については、こちらのページで確認することができます。
  3. Liveを起動します。 ReWireを有効にしたDAWがすでに起動中であることが検出され、そのDAWがReWireホストになります。

LiveをReWireデバイスとして使う場合の制限事項

LiveがReWireデバイスとして動作しているときは、次の制限があります。

  • VSTプラグインやAUプラグインを使用することができません。
  • Max for Liveを使用することができません。
  • Liveでオーディオインターフェースの入出力を使用することができません。 オーディオインターフェースとその入出力の操作は、ReWireホストのDAWで行います。 外部音源の録音を行えるのは、ReWireホストのDAWのみです。
  • Live 1 ~ 9では、ReWireデバイスとして動作中にMIDIコントローラやコントロールサーフェスを使用することができません。 Live 10では使用することができます。
  • MIDIポートで同期の入出力が無効になります。
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