音声をMIDIに変換するポイントとテクニック

  • 対象となるLiveのバージョン:Live 9 ~ 10
  • 対象となるOS:すべて

概要

こちらのビデオでは、音声をMIDIに変換するLiveの機能のポイントとテクニックを案内しています。

チュートリアル(字幕翻訳)

オーディオクリップをMIDIに変換するには、セッションビュー、アレンジメントビュー、もしくはブラウザーセクションで、オーディオクリップを選択します。 まず、こちらの1小節のシンセメロディーを変換しましょう。

変換するオーディオクリップを選択します。 次に、オーディオクリップのコンテキストメニューまたはメニュー[作成]から、自分の希望する変換方式を選択します。 [ハーモニーを新規MIDIトラックに変換][メロディーを新規MIDIトラックに変換][ドラムを新規MIDIトラックに変換]から選択することができます。

これは単音で演奏されているクリップなので、[メロディーを新規MIDIトラックに変換]を選択します。

変換が完了すると、MIDIクリップを含む新しいMIDIトラックが作成され、既定のインストゥルメントが、そのMIDIトラックに読み込まれます。 変換方式ごとに、読み込まれるインストゥルメントが異なります。

元のオーディオクリップと変換されたMIDIクリップを比較すると、MIDIクリップでMIDIノートがひとつ変換されていないことがわかります。

Liveでは、音声からMIDIに変換するとき、音声のトランジエントを手がかりにして、MIDIノートに変換する位置が決まります。 音の鳴り始める場所が検知され、そこへトランジエントマーカーが自動的に配置されます。ただし、トランジエントマーカーの配置場所を自分で移動したり、追加/削除したりすることにより、異なる変換結果にすることができます。

波形を見ると、変換されなかった音の場所を視認できます。タイムラインの“1.1.4”の近くです。 それではここにトランジェントマーカーを追加しましょう。[Alt]キーを押したまま、波形をダブルクリックします。 ふたたび[メロディーを新規MIDIトラックに変換]を行うと、変換されていなかった音が、今回は変換されます。

オーディオクリップの音声を正しくMIDIに変換するために、複数のトランジェントマーカーが求められる場合もあります。

さまざまな方法でMIDI変換の精度を上げることができます。

自分の声や楽器を録音する場合、一般的には、アタックをはっきりさせると最良の結果が得られます。

たとえば、口ずさんだメロディーを録音するなら、柔らい“D”の音で口ずさむようにします。 “ダ”や“ドゥ”のような音が効果的です。 音をつなげたまま音程を変化させたり、音程が不安定だったりすると、変換アルゴリズムがうまく機能しません。

一般的には、エフェクトを使わずに録音すると、最良の結果が得られます。 リバーブ、ディレイ、ディストーションのほか、不正確な変換の原因になるエフェクトがあります。

この例では、ふたつのノートのタイミングはあっていますが、音程が違っています。 コンピュータの矢印キーを使うと、タイミングを保ったまま、音程を高くしたり低くしたりすることができます。

MIDIクリップに余分なノートが変換される場合もあります。 そのノートを選択して[Delete]キーを押すか、[0]キーを押してミュートにしてください。

ビートボックスで口ずさんだリズムや、物を叩いた音を録る場合は、できるだけ3~4種類の音に留めるようにします。

レコードからのサンプリングや、既存のサンプル素材を使う場合は、楽器の種類が少ないフレーズのものにすると最良の結果が得られやすくなります。 完全な曲としてミックスされていて、さまざまな種類の音が同時に鳴っていると、余分なノートが多く変換されやすくなります。

この変換機能を使って何度か練習すれば、より精度の高い変換を行えるようになるはずです。