複数のハードドライブを使う

  • 対象となるLiveのバージョン:Live 9 ~ 10
  • 対象となるOS:すべて

複数のハードドライブを使用すると、より高水準の性能を得ることができます。 本ページでは、ハードドライブ3台とバックアップ用のハードドライブ1台を使用する例を紹介します。 本ページでは、“ドライブ”と“ディスク”を同じ意味で使用しています。

システムディスク

今回の例では、SSD(Solid State Drive)をシステムディスクにすることが理想的です。

SSDはデータにアクセスする速度に優れているため、使用すると、アプリケーションの読み込み時間が大幅に短縮されます。

Liveとサードパーティー製プラグインをすべてシステムディスクにインストールすることを推奨しています。 また、少なくともシステムディスクの10%の容量を常に空けておくことを強く推奨しています。

2台目のハードドライブ(サンプル/ライブラリ用)

2台目のハードドライブは、サンプルや音源ライブラリの保存に使用します(ユーザーライブラリも含む)。 最適な性能を得るには、SSDかHDD SATA 3(7200 RPM)を2台目のハードドライブに使用します。 最大の性能を得られるように、OSのネイティブフォーマットと同じ形式で2台目のハードドライブをフォーマットしてください。 Windowsのネイティブフォーマットは、NTFSです。 Macのネイティブフォーマットは、HFS+(Mac OS Extendedとも呼ばれます)です。

SSDとHDDに関する詳細については、PC Magに掲載されているこちらのページで確認することができます。
SSD vs. HDD: What's the Difference?

デスクトップ・コンピュータを使用している場合、2台目のハードドライブを使用する最善の方法は、そのコンピュータのSATA専用スロットに2台目のハードドライブを取り付けることです。

デスクトップ・コンピュータに利用可能なスロットがない場合や、ラップトップ・コンピュータを使用している場合は、外付けのハードドライブでも構いません。 ドライブエンクロージャも、一般的な外付けハードドライブと比較して速度面での恩恵を得ることができます。ただし、ドライブエンクロージャは、費用と手間のかかる手段であり、必ずしも実用的ではありません。

可能であれば、サンダーボルトやUSB 3対応のハードドライブを使用してください。最速の転送速度を得られます。 USB 3に対応した筐体をUSB 3のポートへ接続して、最大限の機能を利用してください。 外付けのUSBハブは利用しないことを推奨しています。

LiveのPackを2台目のハードドライブにインストールしたり、移動したりするには、次の画像のように、Liveの環境設定画面のタブ[ライブラリ]を開きます。

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[Pack用インストールフォルダ](Installation Folder for Packs)の隣にある[ブラウズ](Browse)をクリックします。Packをインストールするフォルダを選択する画面が表示されるので、2台目のハードドライブを選択します。

LiveのPackをインストールする新しいフォルダを設定する際、「既存のPackを新規インストールディレクトリに移動しますか?」と尋ねられます。 数多くのPackをすでにインストールしている場合、[はい]を選択すると、そのPackを新しいフォルダへ移動することができます。

Packのインストールと管理に関する詳細は、次のページで確認することができます。

Packをインストール/管理する方法

サードパーティー製のオーディオライブラリやサンプルパックも、2台目のハードドライブに保存することを推奨しています。

3台目のハードドライブ(音声録音/ファイルキャッシュ用)

マルチトラック録音を行っている場合、3台目のハードドライブ(SSDまたはHDD)を専用にすることを推奨しています。 最大の性能を得られるように、OSのネイティブフォーマットと同じ形式で3台目のハードドライブをフォーマットしてください。

音声の録音に3台目のハードドライブを使用すると、1台のハードドライブの読み書きを同時に行うことで生じる“渋滞状態”を回避するのに役立ちます。 さらに、ビットデプスやサンプルレートが高いほど(24ビット/96Khzなど)、ハードドライブの容量が多く必要になるため、 外付けハードドライブを使用することを強く推奨しています。

プロジェクトを保存するまで、録音した音声は一時フォルダに保存されます。 3台目のハードドライブを一時フォルダとして使用するようにLiveを設定するには、Liveの環境設定画面のタブ[File/Folder]へ移動します。 タブ[File/Folder]では、音声録音に使用する一時フォルダ(Temporary Folder)を設定することができます。

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Liveセットを保存すると、一時フォルダに保存されていたすべての録音が、そのLiveセットを含むプロジェクトフォルダへコピーされます。 そのため、Liveのプロジェクトフォルダを3台目のハードドライブに保存することを推奨しています。

MP3、FLAC、AACといった圧縮オーディオファイルをLiveに取り込むとき、そのオーディオファイルをLiveで再生するには、先にオーディオファイルをデコードする必要があります。 デコードされたオーディオファイルはキャッシュフォルダに保存されるため、キャッシュフォルダを3台目のハードドライブに設定するといいでしょう。 キャッシュフォルダの設定は、Liveの環境設定画面で行えます。タブ[File/Folder]の[キャッシュフォルダー]で設定してください。

4台目のハードドライブ(バックアップ用)

データを定期的にバックアップするための専用ハードドライブを用意することを強く推奨しています。 バックアップでは、ハードドライブの速度はそれほど関係がないので、お持ちのハードドライブの中で一番速度の遅いものを使って構いません。

このハードドライブにMacとWindowsの両OSとの互換性がないといけない場合、FAT32のハードドライブかNASのハードドライブを使用するといいでしょう。 そうしたハードドライブでは、サードパーティー製のアプリケーションがなくても、WindowsとMacの両OSで読み書きを行うことができます。 ただし、FAT32は4GBを超える容量を扱うことができません。

トラブルシューティング

ハードドライブの性能に関する問題を回避するために、機材やハードドライブを独立してコンピュータと接続することを推奨しています。 1台のUSBハブを経由して複数の機材やハードドライブをコンピュータと接続すると、データの流れが詰まる原因になることがあります。

音割れや音飛びの問題が発生する場合、ハードドライブから十分な速度で音声データが流れていない可能性があります。 音飛びや音割れに関するトラブルシューティングは、こちらのページで確認することができます。