CPU負荷の値がアクティビティモニタ/タスクマネージャーと異なる
- 対象となるLiveのバージョン:すべて
- 対象となるOS:すべて
LiveのCPU負荷メーターが表示するのは、Liveの音声処理で発生する負荷です。Live全体で発生する負荷ではありません。 そのため、MacのアクティビティモニタやWindowsのタスクマネージャーを確認すると、異なる値が表示されることがあります。
CPU負荷を表示するにあたり、Liveで1個の音声バッファを処理するために必要な時間が算出されます。算出された時間は、1個の音声バッファを実際に再生するときの時間と比較されます。
たとえば、CPU負荷メーターの値が“50%”と表示されている場合、Liveで1個の音声バッファの処理にかかる時間が、その音声バッファの再生にかかる時間よりも2倍速い、ということを意味します。
CPU負荷メーターの値が“100%”を超えるのは、1個の音声バッファの再生にかかる時間よりも長い時間が算出にかかっているときです。
Liveでは、音声を最優先で処理することを想定していますが、最終的に優先される処理はOSによって決定されるため、Liveの処理が妨げられることがあります。 別のアプリケーションによってLiveのCPU負荷メーターが突発的に変化するのは、このためです。
アクティビティモニタやタスクマネージャーと異なる値になる別の理由として、アクティビティモニタやタスクマネージャーでは、通常、1基のコア(CPU)ごとに100%で表示されることが挙げられます。 たとえば、4基のコアを搭載したコンピュータを使用していて、アクティビティモニタやタスクマネージャーでCPU負荷が“200%”と表示されている場合、そのコンピュータの処理能力の半分が使用中である、ということを意味します。
【注意】CPU負荷メーターの設定で[現在]を有効にすると、Live 10と比べてメーターの動きが大きくなる場合があります。 これは、メーターが現在のCPU使用率の合計を測定して表示できるようになったためです。 Live 10のCPU負荷メーターで測定できるのはCPU使用率の平均値のみであるため、メーターの動きが少なくなります。