ドライバエラー補正

  • 対象となるLiveのバージョン:Live 9.2以降
  • 対象となるOS:すべて

基本知識

オーディオインターフェースは、特定のレイテンシーの値をLiveに伝達します。 録音中のトラックの“Monitor”が[Off]に設定されていると、その値でオーディオやMIDIの録音レイテンシーが相殺されます。 ただし、一部のオーディオインターフェースは不正確なレイテンシーの値を送ることがあります。そのため、正しく同期を行うには、録音レイテンシーを手動で整える必要があります。 ドライバエラー補正を使うと、Liveが不正確なレイテンシーを自動で補正するようになります。 ドライバエラー補正値を設定すると、Liveはその値で録音レイテンシーの補正を行い、録音がほかの音と同期して出力されます。

【重要】

  • Liveの[環境設定]の“入出力レイテンシー”に表示される値は、“ドライバエラー補正”の変更に伴って再計算されます。ただし、再計算で影響を受けるのは録音レイテンシーのみで、Live全体の再生音レイテンシーは影響を受けません
  • ドライバエラー補正が適用されるのは、“Monitor”が[Off]に設定されているときのみです。“Monitor”が[In]や[Auto]に設定されているトラックをモニター/録音する場合は、ドライバエラー補正が適用されません。
  • ドライバエラー補正が必要になるのは、正しいレイテンシーをLiveへ伝達しないオーディオインターフェースを使用するときのみです。
  • ドライバエラー補正の使用に適しているのは、外部音源から音声やMIDIを録音している状況のみです。

レイテンシーの軽減方法については、こちらのページを確認してください。Liveで大幅なレイテンシーが発生する場合の対処方法をご案内しています。

Driver_Error_Compensation.png

ドライバエラー補正の設定が必要なオーディオインターフェース

● 機体独自の内蔵オーディオドライバ(Core AudioやASIO)を使用しているオーディオインターフェース

ネイティブモードで動作するオーディオインターフェースがレイテンシーの値を正しく伝達する場合は、ドライバエラー補正値を調節する必要はありません

【注意】一部のオーディオインターフェースでは、ネイティブモードとクラスコンプライアントモードの両方を利用できます。 その場合は、ネイティブモードでオーディオインターフェースを使用することを推奨しています。

● クラスコンプライアントモードのオーディオインターフェース

クラスコンプライアントモードで動作するインターフェースは、レイテンシーの値を正しく伝達しません(クラスコンプライアントモードでは、内蔵のオーディオドライバが使用されます)。そのため、ドライバエラー補正値を調整する必要があります

● 内蔵サウンドカード

MacやWindowsに内蔵しているサウンドカードは、レイテンシーを正しく伝達しません。 バッファサイズの設定を大きくすると、伝達するレイテンシーの値も大きくなります。そのため、ドライバエラー補正値を調整する必要があります

正しいドライバエラー補正値を測定する方法

Liveには、設定するドライバエラー補正値の具体的な測定方法をご案内するレッスンが付属しています。 レッスンでは、音声ケーブルとオーディオインターフェース(少なくとも入出力が1系統以上)を用意してください。 レッスンは、Liveのヘルプビューで確認できます。次の順に移動してください。

[ヘルプ]メニュー ->[ヘルプビュー]->[オーディオI/O]->レッスンの18ページ目 ->[ドライバエラー補正]をクリック

相殺するレイテンシーによって、ドライバエラー補正を正と負の値に設定できます。 正しいドライバエラー補正値は、バッファサイズとサンプルレートによって変わります。 バッファサイズやサンプルレートを変更する場合は、ドライバエラー補正値を再計測して調整する必要があります。

【注意】ドライバエラー補正を極端な値に設定したり、ドライバエラー補正を必要ないときに設定したりすると、問題の発生する原因になることがあります。 ドライバエラー補正値を調整するべきかわからない場合は、値を“0”にしておくことを推奨しています。

レイテンシーの参考記事